僕の好きな道具
僕は無類の道具好きだ。
ボールペンに至っては、国内メーカーのほとんどの種類は手元に置いてある自負がある。おかげで十年毎日使っても消費しきれないペンがある。
それだけのペンを集めた理由はある。
自分にしっくりくるものを探していたからだ。
でも、どれを使ってもそうはならなかった。結局捨てるのももったいないので、手元に置いておいたら文房具屋のようになってしまった。
そんな僕が、今、これしか使っていないボールペンがある。
LAMY社のサファリ。
色合い的には2012年限定の水色が好きなのだが、サファリならば色のほとんどは持っているので、どれでも使う。
正直なこと言うと、このボールペン、高いうえにインクは固く、ペン先は机が固いと回らないので書きずらい。
国内メーカーのほうが、間違いなく技術は上だ。
でも、あらゆるボールペンを試して、なぜこれなのだろう。
デザイン、色、そして持った時の感触、どれも普通なのだ。
この普通が今の日本の製品にはないところだ。
当たり前にあって、何の特徴もないけど、普通ということにキラリと光るセンスがある。
定価2,500円。
これくらいのものならば、今の日本人ならばもっと安く作れるだろう。
でも、実際には作っていない。作れていない。
LAMYのサファリ。
僕の手元にはいつもあるボールペン。
一つ持ってみたらわかる、書くことが楽しくなる筆記具なんてそうないから。
そう、アマゾンなら少し安く買えるかも。
僕はLAMYのサファリというボールペンが大好きなんだ。