日曜日、午前の電話。



日曜日、と聞くと、大抵の人は休日とか、穏やかな日を思うのでしょうか。

静かな日、今の時代、静かであるのは贅沢になっているような気がします。
特に仕事をしていて、静かに考える時間というのは必要なはずなのに、ちっともそうならない。

これは周りが悪いというのではなく、私たちが色々なものにせき立てられているからだと感じるのです。

日曜日の午前中、テレビも電話も携帯もタブレットも、何もかも切ってしまおう。

そんな時間が、現代人には必要だと思います。
特に、仕事でどうしても、緊急でどうしても、と言うもの以外は、いったん情報を断つ、という思い切ったことが必要だと思います。

新鮮なもの、というのは大事なことですが、やっぱり醸造する、発酵する、という、そんな作業も必要です。

早い事は快感です。
早く早く、もっと早く。
早いこと中毒みたいな現代。

でも、それって本当に大事な事かどうか、考える時間ありました?
時々そう思うのです。

相手をせき立てれば、それなりに早くなるでしょうが、それって本当に必要なことかどうか考えてからでも遅くないと思うのです。

遅いことが良いとは思いません。
だけど、少し立ち止まることも必要。
一旦停止したことで、防げた事故がどれだけあるのだろう、とふと思うのです。

ちょっと昔。

日曜の午前は家族の団らんの時間でした。
今はどうかな、と思うのです。

一生懸命仕事している皆さん、お疲れ様。