3月18日の"岐響ファミリーコンサート"を聞いてきました。
お恥ずかしながら。
僕はとてもクラシックが好きです。
特に交響楽はとても好きで、契約しているストリーミングサービスでよく聞きます。
今回は機会があり、仕事にちょっと無理をして岐阜交響楽団のファミリーコンサートに行ってきました。
感想ですが、素晴らしかった。夢のような時間…が過ごせました。
初めてのコンサートでしたので、僕の交響楽のコンサートの基本になると思います。
バイオリンを始め、弦楽器、金管楽器、ピアノ、打楽器、本当に素晴らしいですね。
コンサートを目の当たりにして、
「音が見える」
経験をしました。
別に視覚というか、VRみたいな感じで見えたわけではありませんが、表現するならば、そう音が見えたのです。
僕の耳が良いのか悪いのか、唯一つ、不満がありました。
それは声楽なんです。
ゲスト出演の方は素晴らしいんですが、なんというか、
「なんでマイクを通して歌うの??」
です。
生演奏をバックにして、マイクで拾った声がスピーカーで聞こえてくる。普通なのかもしれませんが、僕にはかなり違和感がありました。
また、生の声と、スピーカーから聞こえてくる声にレイテンシがあり、これがすごく気持ち悪かった。
声楽として素晴らしいんです。声も美しく、本当に惚れ惚れとしたんですが、…スピーカーから聞こえてくる電子的に解析された音、それに重なる生演奏…。
ああああー
と、うなりたかったのですが、そこは我慢。
あれくらいのホールで、あれだけの素晴らしい声ならば、マイク使わないほうがいいと僕は思いました。
だって、スピーカーから聞こえてくる音以外は、本当に素晴らしかったんです。
選曲もわかりやすかったです。
でも、聞きやすくてとっつきやすい曲でしたが、…結構演奏難易度が高い曲があったように思います。というか、ほとんどがいい難易度でした、よね?
僕は本当に今回が初めてだったので、全くド素人、かつ、生意気な感想なので、
「わけわかってない素人が」
で一蹴していただけたらありがたいです。
も
あと、オケってすごく体力使うんですね。
ラストの方は、だんだんテンポが早くなっていったので、辛いのかな、と感じました。
そういう曲だったのかもしれませんが。
ちびっこ指揮者はもうかわいくて、なかなか才能がある子ばかりで、心が暖かくなりました。
問題は…私達観客です。
ちょっとマナー悪かったように思います。
良い方も見えましたが、どうしても悪い方は目立つ。
例えば、休憩明け、演奏が始まっているのに、なにか声を上げてる人、
例えば、一列の端と端にすわって、真ん中がポカンと空いている座り方。
例えば、アンコールがあるのに、急いで退席して、でもまた戻ってくる方。
例えば、我先に押しのけて外にトイレに行こうとする方。
私達の道徳はどこにいったのでしょうか。
本当に嘆かわしい。
せめて自分がそういう中に加わることがないように、自重していくことが大事だとよくよく見ていて思いました。
美しい音楽を聞くのに、美しい心をもっていなくて、なにが聞こえるのでしょうか。
奏でる人たちが、聞いてくれてよかった、と思える観客の一人になりたい。
慌てる場所でも時間でもありませんから。
オーケストラは素晴らしい。
心が豊かになる、そんな素晴らしいコンサートでした。
いろいろ文句ばかり言っているような気がしますけど、本当に素晴らしいんです。
またコンサート行きたいです。
岐阜交響楽団の皆さん、僕にクラッシックとコンサートの素晴らしさを教えてくれて、ありがとうございました。
陰ながら応援しています。