KimTechのヘッドホンのレビュー。あれ、これ意外といいかも?
良いヘッドホンがないかと思い、ほとんど衝動的に以下のものを買ってしまいました。
今回は、そのレビューになります。
Amazonでしたので、Amazonのサイトで確認すればいいのですが、どうもレビューが荒れている感じがしてあまり参考にならないのでブログにしました。
結構カッコいいのに、この値段。
うーん、どうしようかな、と思ったのですがイヤフォンが使いづらく耳が痛いので、簡単に使える物を探していました。
お値段的にもかなり安いし、何より、ノイズキャンセリング云々が書いてあり、それが一番気に入りました。他の商品の価格帯ではノイズキャンセリングはついていませんでした。それと、デザインもそこそこ好みなので、ま、いいか、と思いポチリと。
今日、届きましたので開封の議。
Amazonの箱を開けるとこんな感じです。意外としっかりした梱包で、へぇ、と思いました。
裏面です。
当然日本語ではありません。英語になっています。
両側面。
シンプルなものです。
梱包は、透明な上蓋がはめてあるだけの簡単な仕様です。
取り出すと商品と、簡単な説明書、それからマイクロUSBのケーブルが入っていました。
充電用アダプタはありません。自分で調達する必要があります。
英語の説明書
裏面は中国語の簡体の表記に見えます。
日本語の説明書が欲しい場合、注文元に別に頼むと送ってもらえるようなことが書いてありますが、別にそんなに難しいものではないので、両方参照しながら手探りも悪くないと思います。
最初にバッテリーの調整も兼ねて充電をします。何でもそうですが、特にリチウムの電池などは最初に満タン充電しておいたほうがいいと思います。充電を管理するマイコンにきちんとどれくらい教えるため、というのも聞いたことがありますが、不具合の発見や、電池の長持ちから考えると、最初の儀式としては結構重要だと思います。
はい、マイクロUSBで充電をしました。
標準で、2-3時間とありましたので、どれくらいかかのかと思い調べたら、約1時間でした。
つまり、50%充電状態で出荷されているので、一昔前のリチウムイオン電池で管理方法も少し前のものです。痛みも少ない方法ですが、ややもすると満充電の値が下がることがありますので最初の充電で満充電状態を覚えさせるのは正解でした。
本体は意外と大きく感じました。
伸縮は写真のようになります、が、なんというか、頭の小さい人にとってはこのサイズ、ちょっと辛いかも…というのは、自分は比較的頭が小さいタイプなのですが、このヘッドホンは大きいので、ギリギリで間に合った感じです。ともすれば、ちょっと耳の位置よりスピーカーが下に…となりそうでした。
デザインは、
「ああ、bのあれを目指して…」
と言う感じなので悪くはないですが、ちょっと重さや質感からすると、安っぽい感じは否めません。まあ、3千円以下にそれを求めるのはお門違いなので、材質批評はやめておきます。ただ、作りは思っているよりしっかりしています。
イヤーパフはかなり柔らかい。
完全にスポンジ質で、ウレタンの感じはありません。
プシュプシュする感じです。
操作ボタンは、頭にかけると、左側のスピーカーの後ろ面にあるようになります。
長押し、などがありまして、そんなに特殊な感じはしません。
ボリュームは本体に依存しません。
操作をすると、コネクトしているデバイス側の音量が調整されます。
これが結構くせ者で、デフォルトのイヤフォンサイドの音量が結構でかい。なので、デバイス側で小さくしないと、かなりの音量で鳴ることになります。
さて、本体にはTFカードスロットがありまして。
なんじゃこれ、と思っていたんですが、なんのことない、
TFカード = マイクロSDカード
なんですね。あまり聞きなれないので、最初はなんか拡張のためのスロットかと勘違いしました。実際に使うことは無いようですが、多分、ここに音楽かなにかを適当なフォルダかルートに置いておくと再生する、んじゃないだろうか、と思います。
こう言う、「おまけ的」な機能があったりするのが面白いんですが、ただ、まあ、Bluetoothですし、そんなに必要かな、とも思ったり。もしかしたら、完全に電波をシャットアウトする状況でもヘッドホン単体で音楽聞けますよっていう話なのかもしれません。
Bluetoothの接続に関しては、かなり簡単。
電源入れて、そのまま再生デバイスサイドでBluetoothの機器の検索をかければいいだけです。
スバリ中身をさらしてしまいますが、こんな感じでS66と表示されたものをタップして接続すれば完了です。
電源を入れたとき、それから、Bluetoothが接続されたときに、ヘッドホン側で、
「電源が入りました、Bluetoothの接続を云々」
「Bluetoothの接続が完了しました」
みたいなアナウンスが流れます。
なんというか…音がでかいし、発音が凄い中国訛りの英語(^_^;)
まあ、無いよりマシですが、最初はびっくりしました。だって不意打ちだったんですもんw
肝心な音質の確認は、Apple Muiscのオーケストラで確認をしました。
まずざっくり言ってしまえば、音質ですが、思った以上にパンチがあります。
くっきり明瞭、メリハリが強く、さらに低音の伸びがあります。高音域より低音が得意で、中音は伸びが悪い。
オーケストラで言えば、
ピアノの音色が冴えます、トランペットの音も良く伸びます。
バイオリンなどの弦楽器、ちょっとダメ。エレクトロな感じがして、伸びがなく、音が隠れてしまい、あいまいな音が表現できていない。
ティンパルが意外とダメ、音が良くない。
フルートはなんか電子音みたいに聞こえる域もあれば、ソロだと素晴らしい音質。
クラリネットはいい、かなりいい。ちょっと電子音になるけどw
ハープ、どうした曇っているぞ、もやもや音じゃん。
コントラバスは低音の響きはいいけど、伸びがイマイチだなぁ。
つまるところ、中音域全体の響きと伸びがない。
中音域苦手な白黒くっきり音質。
頑張っているところは、どうしても、電子音的な感じになるのが残念。
なんとなくイメージ掴めましたでしょうか。
そして、ノイズキャンセリング技術。
…あるの?、どこに???
僕はBoseのComfort5 だったか持っているので、ノイズキャンセリングというと逆位相波で打ち消すのを思い浮かべていたのですが、なんというか、そんな感じじゃない?
ただ、密着性が高いのか、確かに言われてみれば…ノイズが減っている感じがする。
ヘッドホンをとるとわかるのですが、聞こえていない音域があります。
もしかしたら、マイクで位相波を拾って、デジタル処理で逆位相波で打ち消す、という技術でなくて、特定の音域の逆位相波を常に出していて、そこの部分が聞こえない、いわゆる簡易システム使っている??、のかな??と思います。
確かにパッケージには、運転の時にはこれするんじゃないよ、って書いてありますし、これはノイズキャンセリングの場合必ず書いてある注意事項になります。
うーん…(;-_-;)
と考えながら、
「まあ、この値段なら上々だよね!」
という話で、結論は。
「買って損はないけど、てきとーに使うものであればOKだけど、音質にこだわります、機能にこだわります、というならばお門違いでもっとお金を出しましょう」
という結論です。
子供用とか、入門機とか、そういったフランクな使いにもってこいです。
まあ、値段が値段ですので、期待はあまりしてはいけません。
ただ、思いました。
この値段でこれが作れてしまうのであれば、そりゃ日本の家電メーカー負けるでしょ。
まったく対抗できていないし、と思ったのは事実でした。