ユビキタスキャプチャーとライフログの違い。コツだった!
僕が知る限りでの話なので、ライフハッカーの方々や、専門家がいらっしゃれば、違うくない?となるかもしれませんが、そこはご容赦ください。
ともかく、楽しくユビキタスキャプチャーを続けるコツを考えてみたいと思います。
ユビキタスキャプチャーを始めるのも、続けるのも実は結構しんどい。
と言う方は結構多いと思います。書く言う僕も、実はユビキタスキャプチャーを続けて2週間、そろそろしんどくなってきています。
どんなに楽しいことでも、毎日義務のように続けていると段々弛れてくるのが人間というものです。それと、ユビキタスキャプチャーっていうのは、実は結構単調で、読み返す習慣があればともかく、そうでない最初のうちは書くことに慣れてしまうと、ユビキタスキャプチャーをさぼってしまいがちです。
ちょっとユビキタスキャプチャー飽きてきたな
ちょっとユビキタスキャプチャーしんどいな
と思う方は、ぜひこれ以降を読んでみてください。
もしかしたら、モチベーションが上がるかもしれません。
MOLESKINEを横使いにして、書く快感を損なわない、というテクニックを紹介した前回。実はユビキタスキャプチャーを続けていて、考えていたことがあります。
「これって、ライフログじゃね?」
そうなんです。
自分の行動を時系列で書いていく…これってログなわけでユビキタスキャプチャーってのは間違いでないけど、なんかユビキタスというより、アクティビティログな感じがしてました。
いや、ユビキタスキャプチャーってのも一種のログなわけですから、間違いではないんですけど、なんか釈然としない…。
それで良く考えてみることにしました。
「ユビキタスキャプチャーとライフログの違いはなにか?」
です。
で、色々考えましたところ、
「ライフログ→自分の行動の記録を時系列に記録したもの」
で、
「ユビキタスキャプチャー→ライフログを含めた、自分の思ったこと感じたこと考えたことを記録したもの」
でした。
これが絶対的基準ではないですが、行動のログとそれを含めた自分の心のログは、やっぱり違うものだと思います。
自分のユビキタスキャプチャー用のMOLESKINEに書いてみました。
このほうが分かりやすいかもしれません。
実はこの、ライフログをしている方は結構いるのかもしれません。日記なんかは、ライフログの最たるものです。
Thinkログというのは、ざっくり言えばアイデア帳のことです。
自分が考えたこと、それから思いついたことなどを書き記したものです。
フィールログというのはあまり聞きませんが、他に良いネーミングがなかったので、feelからとりました。自分の心が何を感じたのかを記している記録です。このフィールログは実は高確率で目にする機会があります。それは、ツイッターです。
ライフログ + フィールログ = ツイッター
というのはあながち的外れではないと思います。
ツイッターにはツイートする人の気持ちがあふれまくっています。まあ、時にあふれ返りすぎて大洪水の上、変な被害がでることもしばしばですがw
これらの3つを合わせて、ユビキタスキャプチャーと考えています。
具体例としては、
こんな感じです。
これはライフログです。
例ということで、結構とんでもないスケジュールが書かれていますが、本当かどうか…はさておきww
時系列に行動を記入しています。結局記憶に頼ることも多いので、不正確ですが、別に正確を期すためにロギングしているのではないので、このあたりはざっくりと、
「こんな程度かな〜」
ぐらいでいいんじゃないでしょうか?
内容は本当に行動の記録になっていますので、そっけない感じがします。
これを記載したから何、と言われそうですが、何が役に立つかは後々になってからしかわかりませんので、一見してこんなことと思うことでもとりあえず書いてしまいましょう。
しかし…これを見返すと、ちょっと遅い時間すぎますよねぇ…(-.-;)
次はこれです。
これもライフログといえば、ライフログですが、自分が感じたことが書いてあります。
なので、
ライフログ + フィールログ
になっています。自分が何を感じたのか、善し悪しを判断せずに思ったことを、そのままキャプチャしています。
この結びつきがすごく大事で、次の例を見てください。
ブログのネタが拾えましたwwww
ライフログ + フィールログ = Thinkログ
みたいな感じになっているのです。
だらだらと日記を書くだけでは決して得られない情報です。
えー、だから?
と言うこともあるかもしれません。
でも、こういう刺激は大事だと思うんです。それは頭の体操や整理というよりも、ユビキタスキャプチャーを続けるための刺激といっても良いでしょう。
もちろん新しい自分の発見にも繋がりますし、何より、
「自分の思考の癖」
というのが掴みやすいのです。
弱点もわかりますし強みもわかります、これはとても大事なことです。
たとえば、自分が落ち込んだ場合、どうしたら元気になるのかそのヒントを掴みやすくなります。これを知っている知らないでは大きな差が出る、と僕は思います。
次の例です。
フィールログともThinkログとも、とれるものです。
実のところ、もうごっちゃでいいんだと思います。
この例だと、体調の記録、それから、ポッドキャストで聞いた評論家の本をKindleストアで購入したけど、図書館で一回検索すればよかったと後悔しているのが書かれています。
特にテーマを決めて何か書いているわけではなく、考えていることを書いているので敢えて言うならばThinkログでしょうか。
こういった、ごった煮の中から新しいものが生まれてくる、
まるで、バルカンのカルトーみたいなものです。(わかる人は相当のマニア)
メモしていることも含まれています。
結局、ライフログがどんどん拡張していって、ユビキタスキャプチャーになっている感じがありますが、逆に言えば、ユビキタスキャプチャーに飽きてくると、段々ログの範囲が狭まってライフログになって、ついには手からMOLESKINEが離れてしまうのです。
手からMOLESKINEが離れる、というのは、単調な作業に飽きてしまったか、または、疲れているか、です。
なにが自分にとって負担になっているのか、
なにが自分にとって回復になるのか、
疲れたときにどんな言動になるか、
そういうのはユビキタスキャプチャーをしていないとわからないことだと思います。
ユビキタスキャプチャーは義務ではなくて、自分自身への語りかけでもあります。
そして、常に側にいるMOLESKINEは貴方の良き友であり、やがて自分の分身になります。
自分を育てる、と言う意味でも、ユビキタスキャプチャーを楽しみながらMOLESKINEを片手につづっていけると、きっと新しい自分の発見に繋がると思います。