ため息が出てしまう。厚生労働省よ、人生会議をしないといけないのは、貴方たちではないのでしょうか。



ネットで大炎上中のこのポスター。

まあ、僕は、「死にかけた経験者として言えば、ダメです。ふざけてんのか」と言いたい。
まず、
「死にそうな人、あんたたち、早めに言っておけば」
みたいなん感覚。

幸せな人たちが考えた不幸な人たちへの思いやりというのでしょうか。
断言してもいいけど、この企画をした厚生労働省のお役人様たちは、自分が死にそうな目に遭っているとは思えません。

人生会議もそうですが、家族会議ですよね…。
文言も適切だと思いませんし、キャッチーにしたいには、ちょっとテーマを考えていただきたい。
確かに、これは良いポスターと評価されることもあるでしょう。
ですが、死にそうになったことがあるので言わせていただきますが、これはないわ。

もちろん、小籔さん、このポスターに写っている方ですがこの方には責任はありません。

問題は、

「一般庶民の生活実態をしらない、お役人様がお作り遊ばされた啓蒙ポスターが、実際に死にそうな目に遭ったことがある人たちを逆なでするような、無邪気なポスターを作ったこと」

なのです。

日本には、昔から

「隠れたる貴族階級」

として公務員階層が指摘され、一時期、海外、とくに欧州の社会学者さんたちだと思いますが、あまりに日本は公務員天国であるという指摘をされていました。
もちろん、その階層の中にいる方たちはそんなこと露も思わないでしょう。
接して分かることですが、

「公務員の私たちは、もっと報われてもいい、本当に可哀想な存在。どうして疎まれるのか、まったく理解出来ません」

という感じです。
それは公務員の方たちが受けてきた教育体制と、大きく関係していることでしょう。

まあ公務員が悪いとは言いませんが、世俗と離れた人がやるこっちゃないということです。