スターウォーズ・スカイウォーカーの夜明け ジェダイについて。

'Star Wars The Rise Of Skywalker' banner
'Star Wars The Rise Of Skywalker' banner WALT DISNEY


スターウォーズ・スカイウォーカーの夜明け

建国記念日。
なんの因果か、日付が変わるくらいに「ドラえもんのび太の日本誕生」を見ていて、大感動して寝て、休日だったので、一番遅い時間に現在上映中のスターウォーズの最終章を見てきました。
ネタバレはしませんが、すごく感動しました。というか、スターウォーズってあんなに泣ける映画なんだ、と再認識。子供の頃はそんなことはなかったのに、今回の最終章はもう涙が止まりませんでした。
僕の持論に、始まりと終わりが一緒の話は最高だ、というのがあります。つまり、オープニングがエンディングになっているものは、すべからず美しい話だと思っています。今回も、そんな感じでした。いやもちろん違いところはたくさんありますが、

「一番いい終わり方をした」

と感じました。
ここからは、ご覧になっていない人は読まないほうがいいかもしれません(汗)。

僕はレイキ技能士見習いの立場なので、言わせていただければ、
「今回、レイキ療法が結構行われてた」
と思います。
まあ、フォースがレイキと同等か、構成が判断するにしろ、レイキ療法やん、これ、と思うシーンがいっぱい。
でも、リビングフォースばかりを使用している感じなので、ちょっとそれは内気を混ぜすぎ、と思います。

まあ、レイキ技能士見習いでもありますが、ジェダイも目指しているので(変なこと言うようですが、海外では実は結構定番であり、厨ニ的な扱いはない)ちょっと説明ですが、フォースには二種類あります。
これは、マスター・ジャン=クー・ヤーガが言っておられますが、リビングフォースとコズミックフォースで区別されます。

Living force リビングフォース
生命体が持っている、生命力が放つフォース。生命力自体といっても過言ではない。Life forceの現在進行系。生命体一個体が持っているフォース。

Cosmic force コズミックフォース
この宇宙全体に満たされているフォースのこと。宇宙自体であり、宇宙そのものと言ってもよい。遍く所に存在をしていて常に満たしているフォース。

終盤3篇は、リビングフォースにばかり使っているので、とある血脈、家系だけがフォースを使える事になっていますが、本来は誰でも使えることになっています。
もちろんミディクロリアンの数によって影響はされますが、まったくフォースが使えない、ということはありえません。
このあたり、ちゃんとジェダイの歴史を知っていればわかることなのですが、ちょっと初代三篇から設定が離れていて悲しい感じがします。
ちなみに、フォースとレイキは似ていて、以下のように対応できるかな、と思います。

リビングフォース=練り上げた内気。内気功。
コズミックフォース=レイキ、宇宙にある気、外気功(反説あり)

こんな感じです。
閑話休題。
映画の中で、実はマスター・ヨーダが言っていることがありました。

「ジェダイの真価は心の内にある」

ということです。

なるほど、たしかに、フォースというものに捉えられてしまって、光明面と暗黒面はフォースのことばかりに気を取られてしまっている感じです。フォースと同化したマスター・ヨーダが言うならば、ジェダイはフォースより大事なものがあると納得です。

ちなみに、レイキも

西洋式=誰にでも使えるよう技に集中している
伝統式=内面を磨くための道、訓練の手段
直伝式=西洋式と伝統式の中間地点
学会式=臼井霊気療法学会、表向きは滅亡したことになっていたが最近になって表舞台に出てきており、レイキの世界に大きく影響を与えている本家本元。シンボルも西洋式、伝統式とは異なる。

という分かれ方をしています。
なるほど、古式ジェダイは技を通じて精神、心も鍛えていたのですね。

実際に、映画の中でカイロ・レンvsレイのシーンがありますが、ちっとも心惹かれません、技はすごいのですが、もはやジジェダイとシスの戦いではなくなっているのが映像からわかります。

このスカイウォーカーサーガを全部見て、思うのは、

「THE FIRST JEDI "Force up The lights"」

みたいな、最初のジェダイの話を見てみたいです。
実はジェダイは戦いのためや秩序維持のためにあるのではなく、ジェダイ寺院というように、実はフォースの研究から始まっていると聞いています。
いや違う、という人もいるかも知れませんが、僕はこの説を支持したいです。
なぜならば、寺院、聖堂とやたら宗教チックな名称が出てきており、ジェダイもシスも、もとは一つだったことをたくさん匂わせています。さらに言えば、光明面と暗黒面はそんなにことなることなく、見ていればわかるように兄弟姉妹の関係にあると言っても過言ではないでしょう。
もともとジェダイはフォースを研究して活用していた、文民、つまり研究者だったのです。
しかし武に利用できることもあり、だんだん秩序維持の警察官的な話になっていきました。このあたりは、木の研究をしている人たちが、拳法などに応用していった歴史と似ています。
ジェダイは徒弟制度を組んでいます。
ジェダイ騎士団に属しているフォースの使い手がジェダイ・ナイトと呼ばれおり、ジェダイ・ナイトが見出した子供をパダワンと呼ばれる弟子にして鍛えます。その際に、ジェダイ・ナイトはマスターとしての称号を得、弟子であるパダワンは親分ジェダイをマスターと呼称します。もちろん、それぞれにジェダイ騎士団からの許しを得なければ、ジェダイ・ナイトにもマスターにもパダワンにもなれませんし、それぞれに試験があります。
旧銀河共和国内のジェダイ騎士団の掟ではそうでしたが、オーダー666後、帝国となった以降、ジェダイたちは遺跡とかした寺院に立ち寄り、寺院の門番などから試験を与えられてマスターとなっていきます。
なので、スターウォーズ反乱者の中では、ジェダイであるケイナンは、エズラを弟子、つまりパダワンとしますが、自分のことをマスターとしばらくは呼ばせていませんし、エズラもケイナンのことを「あんた」呼ばわりしていて、徒弟制度を組んでいるとは思えないジェダイでした。
シーズン2になり、ケイナンはとあるジェダイの寺院で試験を受け、見事、ジェダイ・ナイト称号を得ます。このときに、ジェダイ・マスターから

「私は、ジェダイ騎士団から与えられた権限により、ケイナン・ジャラス、お前をジェダイ・ナイトと認める」

と黄金のライトセーバーで英国式の爵位の授け方をしています。マスターではない配慮からか、物語はそれ以降でもある時期までは、ケイナンは自分のことをマスターだとは呼ばせてはいません。
ケイナンはパダワンを卒業してなかったらしく、オーダー666に巻き込まれ自分のマスターを無くし、認められないまま反乱軍に入ったことがわかります。
帝国下のジェダイは非常に不安定な存在で、また数も少なくなっていたため、騎士団は消滅をしていたので、各々それぞれ、旧銀河共和国時のルールを固持していたように思えます。
このあたり、スカイウォーカーサーガ、後編三部作にも特徴的に出てきています。
長くなりましたが、一つ言えることは、

見といたほうがいいです。

ってことです。

あと、映画全般に言えますが。
音、なんとかしてよ。
Dolby ATMOSとか色々ありますし、ちゃんと音場が固定されているのはいいんだけど、なんか上から音があるし、不自然すぎて没入感が削がている感じです。
音はいいけど、それだけ。
ちゃんと人間の聞こえ方を研究しているのかかなぁ、と思います。日常で、音が上から降ってくることはそんなにないので、なんというか違和感ありすぎです。