2038年に行ってきました。




新しくCDを購入しましたので、試してみました。
ヘミシンクについては、ここでは説明しませんので他のサイトにお任せいたします。
アクアビジョンアカデミーが良いかと思います。

今までは、iTunesなどで購入していたので、CDでの購入はとても久しぶりです。そして、日本語版も久しぶりすぎて、ワクワクしたのですが、久しぶりに物理的なデータ媒体を買ったので、どうやって自分の聞いているiPodにいれるのか忘れてしまい、思い出すまでに少し苦労しましたw
自分のiPodは、初代になりますのでよけいに、ですけども。

なんとか取り込んで、データ化し、iPodに移して寝る前にいざ聞きました。

ナレーションが聞こえてきます。ざっくりとですが、こんな感じです。

「未来の探索に行きます、今から10年から50年後先までの云々」

ということなので、来年が2018年なので、間をとって2038年くらいにどうかな、と思いました。今までのヘミシンクより、すっと入れる感じですぐに深い瞑想状態に。

最初は渦が見えました。渦と言うより、竜巻に近く、真っ暗な空間に吸い込まれていく感じです。
ええー、と思いながら特に苦しくもありませんし、今から考えると、I/Thereクラスターだったのかもしれません。そのまま渦に吸い込まれていく感じで、気がつくと、そこは都会の喧噪の中でした。雨が降っています。でも、なんか汚い雨というか、なんとなくきれいではないのがわかります。
ふと前を見ると、ものすごい高いビル群。
スターウォーズのコルサント星、ブレードランナーの世界、そんな感じです。その中に先ほどの渦巻きがそびえ立っているではありませんか、みんな気がついていない様子で、大丈夫なのかと心配になりましたが、その渦は背景に溶けていくかのように消えていきました。

落ち着いて回りを見ます。

大きなビル群、まるで高い鋼鉄の壁で仕切られた迷路のような町並み、人はかなり多いです。見ていて驚いたのが、広告がホログラフィック映像です。でも、ブレードランナーのような巨大な広告ではなく、いまの広告のサイズより少し大きく、1m程度の高さの広告です、フレームで構成されたポリゴンチックな3D映像の広告です。
いずれも「飛び出した」感が強い映像です。食べ物のCM、飲料のCMが結構多く、現在よりも規制は少ないようですが、なんとなく街全体が薄汚れている感じがします。
雨が降っていますが、傘も差している人もいれば、そうでなくレインコートを着ているような人もいます。

不思議な感じがします。

思わず、ガイドがいる前提で、話をします。
「ここはどこですか?」
まっとうな質問です。姿はないのですが、ガイドはすぐに答えました。
「首都です」
今から考えれば、この答えたのはガイドではなくて、そこのコンピュータだったのかもしれません。
「首都?、東京ですか?」
「違います。埼玉です」
「埼玉?!」
見上げると、ビルの壁面に掲げられたネオンで、
「SAI-TAMA」
と書かれています。唖然です。
「日本の首都は東京ですよね?」
「東京は無くなりました、そして移転したのです」
「無くなった?!、どういうことですか?」

風景が反転し、いきなり市街地に爆弾が落ちたようなとんでもない爆発事故が描き出された。キノコ雲が上がり、ビルよりも高い火柱が立っている。
「マジか」
「何も言うことはありません。しかしながら、2038年、首都は暫定的でもSAI-TAMAになっています」
風景が元に戻る。

今から考えれば、埼玉とSAI-TAMAは異なるのかもしれない。なぜ漢字表記ではなかったのか、どうして、SAIとTAMAの間にダッシュがあるのか、とても気になっています。

ガイドから、
「何が2018年と違うかわかりますか?」
と言われ、考えたのですが何か奇妙なことわかりますが、具体的に何かがわかりません。

「移動手段です」

言われてみれば、確かに車が走っていません。
移動手段が見当たりません。大きな通りがありますが、歩行者ばかりで、何か乗り物が動いている気配がありません。

「通信機器は?」

と言われ、はっとしました。
みんな、スマホを持っていません。通信している感じはあるのですが、デバイスを持っている様子がありません。

凄く不思議な感じです。

デバイスには興味があったので、どうしても確認がしたかったので、思わず近くの人に声をかけました。今から考えれば馬鹿なことをしたものです。だいたいこちらは実体ではないのですから、意味がないのに。そんなことを思ったのです。

ところが。

真っ黄色のレインコートをきたおしゃれな女性に後ろから声をかけました。彼女は地下鉄の入り口ような、下に向かう階段の出入り口にさしかかっており、後ろから声をかけたのです、そして彼女のレインコートの肩に手をかけました。

彼女が振り向きました。

茶色の髪、強い紅色のリップ、対照的な色彩の真っ黄色のレインコート、そして、目には銀色に反射するかなり大きめのサングラスのようなものが。

「昆虫みたいだ」

僕の第一印象です。それくらい気持ち悪かったのです。なにかサングラスをかけている、という感じではなくて、目に埋め込んでいるようなそんなかけ方を彼女はしていました。彼女の隣には男性もいて、男性も振り返りました。

「何よ、あなた誰」

そうなのです、彼女は僕が見えていました。そして、僕は彼女のレインコートに触れました。雨に濡れた感触、ビニールの感触、どういうことなのか驚きました。
どうやら、その銀色のサングラスみたいなものが、2038年のモバイルデバイスらしく、なにか彼女は怒りながら、そのデバイスを触っていました。

「きゃあああー」

悲鳴が自分の背中から聞こえます。女の子の悲鳴のようです。

「あの人、あの人、いきなり現れた!!、いきなりそこに現れたの!!!」

周囲がざわざわしてきました。

嘘だろ、マジで???

自分はヘミシンクしているはずなので、現実の肉体はおいてきているはずです。ところが、実際に相手に触れたり、相手から見えたりするのはちょっと考えられなかったからです。自分のことではないだろう、と思っていたのですが、明らかに僕のことのようでした。

「手を離して!!、気持ち悪い!!」
レインコートの女が怒りながら振りほどきました。

「すいません、ちょっと教えてください。車が見当たりません、どうやって皆さんは移動しているのですか??」
負けじと質問の僕も大概ですが、どうしても知りたかった。

「何言っているのよ、地下に個人用のビークル(なにか聞いたことない単語だったので覚えていないが、乗り物という意味合いだと思う)があるでしょう、ここから入ってターミナルで乗るのよ、気持ち悪い、どっかいって!!」

蹴飛ばされました。

いまから思えば酷い仕打ちですが、仕方が無いかなって思います。そのまま僕は彼女の向かう先だったはずの地下に向かう階段を転げ落ち…ずになにかふわりふわりと立ったまま底につきました。

重力制御?

上を見ると、階段の上から警察官が2,3人のぞき込んでいます。
「こらー、君は誰だ!!」
なにかスマホのような箱形のデバイスを僕に向けているのですが、それを見つめては首をかしげている警察官がいます。

「そのままじっとしていなさい」

と言われ、素直にじっとしていると、警察官が恐る恐る降りてきます。
なんでこんなことなっているのか、さっぱりわかりません。

「こっちに来なさい!」
腕を捕まれました。強い力で握られて、その警察官の人は手が毛深かった( ̄。 ̄;)。
これは良くないかも、と思い、

「すいません、元に戻してください!!」

一気に暗転し、目を開けると、自分が寝ている布団の中でした。
眠っていた感じとは違いますし、捕まれた手は痛かったのです。

びっくりな体験でした。