ヘミシンクで思わぬ未来を体験してきた報告です。


今回は思わぬ冒険をしたので、出来る限り記憶が鮮明なうちに記録しておこうと思います。
最近、NASAが発表したバビタルゾーンの惑星の発見をしたので受けて、そのトラピスト星系に行ってみようと思いました。
もちろん、生身のままで行けるわけではないので、いつもどおりヘミシンクです。
ヘミシンクがなんなのか、どういった仕組みで、というのは、本記事には書きませんので、他のサイトなどで情報を得てください。
さて、使用したのはコズミックトラベラーというもの。
いつもどおりのものです。

実は数日前からトライをしていたのですが、最近ヘミシンクがうまくいきません。体調はすぐないし、運もよろしくないし、なんとなく不調です。いい感じでできるのですが、すぐに落ちてしまったりと。

だから余計なのか、結局、毎晩トライしているのですがまったく良くなくて、結局見るのは夢ばかり、といった感じです。

ですが、昨晩はかなりうまくいきました。
が、内容が衝撃的すぎてどうしようか、と思うくらいでした。

コズミックトラベラーは主に宇宙探索をするときに使用します。
しかし、どうも昨晩は開始をすると、宇宙に出る気配がありません。変だなぁ、と思いながら続けていると、時間を進んでいる感じです。空間を進む感覚と時間を進む感覚は視覚的にもまったく違うのですぐにわかりました。

気がつくと、自分が旅行しているのか、どこかの空港にいます。今の空港ほど混んでいなくてアナウンスですぐに気が付きました。

かなり大きなロビーの待合室です。壁面にはディスプレイが映しだされていて何かニュースをやっています。海外の空港なんでしょうか、日本人らしき人は見当たりません。
肝心の自分は、というと、

「コズミックトラベラーを聞いているはずなのに、なんだろうこれは」

と戸惑っています。最初は、時間移動の感覚があったので、トラピスト星系の惑星の過去か未来の世界に来てしまったのか、と思いましたが、周りを見渡しても、今の地球の状態とよく似すぎていますし、感覚としてトラピストにいる感覚ではなかったのです。そもそも話、ガイドがいません。非物質的にしろ、だいたいガイドか゛いて解説をしてくれるので、どんな状態かわかるのですが、今回は全くわからない未知の状態になっています。

自分の服装を確認すると、旅行者のようです。服も自分の趣味です。手に持っているのはスマホみたいですが、今のスマホと違って巻物のようになっています。巻かれている紙のようになっていて、留めてある紐を解くと、勢い良く真っ平らになり、情報が表示されます。透明なアクリル板みたいなものですが、曲げたりできるので、少し違います。タッチ操作もできますが、持っている指から操作もできますし、なんだか考えるだけで画面がいくつか表示されるので不思議な感じでした。そこで日付を見ればよかったですが、そこまで気が回りませんでした。
あと、不思議だな、と思っていたのは、みんな喋っているのが日本語なのです。そこそこ英語ができる人なので、なんでみんな日本語を喋っているのかとても不思議でした。

壁面のパネルのディスプレイが一斉にチャンネルが切り替わりました。
空港にいる人が、近くのディスプレイによっていって情報を引き出しています。手にあった情報端末はとりあえずしまい込みました。

「どうしたんですか?」

と僕が集まっている方の一人に訪ねました。欧米系のブロンドの若い女性です。

「どこかで核爆発があったみたいなの。ヨーロッパの友達に連絡がとれないわ」

集まっている中で彼女の知り合いでしょうか、隣りにいた男性がこう言います。

「戦争が始まったのかもしれない、爆発は北米大陸のどこかであったみたいですよ」

核爆発?、戦争?

パネルの中に表示されているのはニュース番組のような、そうでないような不思議な感じがする。アナウンサーがデスクにいる、という至って普通の面持ちだが、文字がよく読めなかった記憶がある。

「緊急放送です。現在、各地で核爆発が確認されています。 空港は閉鎖になります。各交通機関もストップをし、現在、被害状況を配信中です。情報は各端末で確認してください」

そんな案内が繰り返された。

「ねえ、どこで爆発があったの?」

「日本と連絡が取れないんだ」

という声が上がってきて、誰かがパネルに触れた。パネルは反応して、音声で応答をした。

「爆発した地域が知りたいの}
「範囲を指定してください」
という応答にワイワイやっているので、きちんと表示がされない。
誰かが、というか僕がだったと思うが、

「世界地図を表示して。その上に現在確認されている被害状況を重ねて表示」

そういうとパネル全面に世界地図が表示された。
自分が日本のところに目をやると、東京の場所が綺麗に半円にえぐり取られている。

「マジかよ…」

「被害状況を説明して」

誰かがパネルにいうと、音声案内が応答をする。それと同時に表示されている地図にも案内がでる。

「現在、欧州一帯が停電しています。ロシア(ここでプロイセンとも聞いた記憶がある)、中東は現在無事、中国は情報が入ってきていません。日本は東京が消滅、北米大陸が一番の被害があります。地図をご覧ください。北米大陸のうち、面積の半分が消滅、東海岸から大陸中央部まで消滅。現在、西海岸のみ残っています」

地図で表示された米国はひどいもので、東海岸全体から、メキシコ近くまでごっそりなくなっていた。円で描くようにしてなくなっており、新しい海岸線はいくつかの円周の見合わせだった。
一部で悲鳴が上がる。

「アフリカ大陸は情報がありません、現在不明、衛星で確認中です。インド不明…」

アナウンスが続いていたのだが、僕はそのまま歩いてテラスに出た。ヨーロッパは核のEMPでダウンしているのだろう、戦争?、一体どこと誰とが戦争しているんだろう。 そんなことを考えても仕方かないのだが、どうしても自分がここにいる理由がわからない。ヘミシンクでトラピスト星系に行くはずなのに、なぜこんなところに。テラスから外に出ると、空が紫色になっていた。見たことがない空の色だった。

「一体ここはどこなんだろう」

そんなことをつぶやくと、

「時間だ、戻ろう」

と声が聞こえ、そのまま目が覚めた。

という感じです。

とても不思議な体験をしました。
コズミックトラベラーでこのような体験をしたのは初めてです。