なんて運が悪いんだろう…そう考えるならば日頃の態度を振り返って反省するのも手かもしれない。

 



なんて運が悪いんだろう…。
どうしてこんな目に遭わなければいけないのだろう。
自分だけが酷い目に遭っている気がする。

こんなこと、誰でも思いますよね。今回はふと、降りてきたので、何も意図せず考えたことだけを記していきたいと思います。

筆者決して運が良かった人ではありませんでした。自他共に認める不運な人、ということで、自分でも悩んで悩んで占いの道に入ったも同然でした。その御蔭で、思わぬ方向に縁が出来たり道が開いたりして、人生分からないなぁ、と今では思います。

そして、現在では、そんなに不運ではない人間になりました。

ちょっと運が良くなると、というか、不運から抜け出すと、不運な人々がよく見えます。山に登ると里がよく見える、という感じで、不運な人は確かに不運だな、と思う事がよくあります。

その中で、男性にありがちなのですが、不運な人は、

「他人によくケチをつける」

クレーマーとはいいません、でも、ちょっと苦情を言う人、と言えばわかるのでしょうか。言葉は伝え方一つで、方向が随分異なると思います。

たとえば、苦情についても自分本位の感情を交えて言う人、訥々と物事だけを伝える人、何も言わない人、むちゃくちゃな要求をつけて言う人、色々あります。

感情にはあらっぽくて強いエネルギーがあります。レイキでもそうですが、感情は自分ではないことを自覚してちょっと距離を置くことが一番いいのですが、人間、高いエネルギーより強いエネルギーに惹かれる性質を持つので、残念ながら感情の強いエネルギーに飲み込まれて物事をする人は跡を絶ちません。

国会議員の、特に野党の議員質問ではみかけますが、感情によって質問を相手にぶつけている先生方がよく見えます。感情に酔っているので、もはや質疑応答の内容よりも単に酷いクレーマーに為っている人のようになっている人も数多く見られます。

感情というエネルギーに浸りすぎると、不運を呼び寄せます。
クールでドライくらい、さらっとした方が不運を脱却できます。

不運を脱することと、幸運になることはイコールではありません。
幸運になれば不運にはならないということではありません。
不運は脱することが出来ます、そこからまた別のプロセスで幸運という道にはいることが出来るように思います。

では不運を脱するにはどうしたらよいのでしょうか。

「嫌なことがあっても、不運なことがあっても、苦しいことがあっても、他人を責めずに、ただ、淡々と物事をこなしていく。嫌な感情は表に出さない」

ただ、これだけを数週間、いや数日続けるだけでも変わってくると思います。

まず不運だったことが今まで通り起きてきますが、不運だと思わなくなります。不思議なもので、こんな不運な…という思いがわき上がってきません。ああ、こういう出来事があるのだな、という淡々とした、冷淡とも言える気持ちになって、仕方がないから処理していこう、というようになっていきます。

そうなったら、しめたもので、頑張ってその期間を延ばしていきます。一見すると運とは関係ないように見えますが、こういった、身に降りかかった不幸を嘆かない、という態度が段々不運を放していきます。

『他人を責めない』

とても難しいことですが、他人を責めることをやめてしまいます。とはいっても、人間自分にとって不快を与える人を無視するのも難しいのですが、他人が過ちを犯したり、なにか自分に迷惑をかけても、それを責めない気持ちも不運を脱却する一番の手だと思います。

文句やクレームを言えば、それなりに嫌な気持ちが解消されるでしょうが、その分、相手の人が本当に悪かろうが悪くなかろうが、感情にまかせて文句を言った、ことに対して不運はよってきて貴方を襲うでしょう。理不尽に感じますが、感情を込めれば込めるほど、不運は容赦がありません。

なので、クレームを言ったり、なにか人に言うときは、できる限り感情を抑えた上で伝えるか、いっそ伝えない、という選択肢を自分の中に持っていても良いと思います。


『もし言ってしまったら』

もし上記のことを守れずに、言ってしまったら…不運を待つだけなのでしょうか。いいえ、言ってしまったときに、相手にすぐに、感情的になったことを詫び、丁寧に訂正をし、相手の良かったところを褒め、非がないことは感情的になったことを詫びます。

「今、クレームをいれてしまいましたが、よく考えたら貴方にはどうにもできないことですし、ルールだったりするので、感情的に物事を伝えてごめんなさい」

というだけで、不運はサッとどこに行ってしまいます。

人間なので感情的になるな、というのがどれだけ難しいことかわかります。なのでいきなり、一定の距離を置いてクールに、というのも難しいのが分かりますので、対応を間違えてしまったときには、できる限り冷静になって、訂正をします。

クレームを言われた人がどうか、というより、この訂正が不運をさける大事なことなので、相手にきちんと感情的になったことは間違いだったことを伝えましょう。そこから相手がどう考えるのかは、相手の範疇なのでこちらは関与できません。そこから相手の不運が始まるのか、そうでないのかは、相手のターンなのです。

人様の事には、余り口を出さない。
感情的にならない。嫌なことは口に出さない、自分は不運と決別する決心をする、それは色々我慢して淡々と文句を言わずに処理をすること。

と心得ていけば、きっと不運は貴方から離れていくでしょう。