ザ・タワー超高層ビル大火災の感想

昔のタワーリグインフェルノかと思いましたが、それ以上現代版になっていて、とても面白かったです。

韓国映画なので、日本とは違うことはたくさんありますが、まあ、防火管理を怠ってはいけないという良い映画です。

見ていて、なんとなくホテルニュージャパンの火災を思い出しました、参考にしているのは間違いないでしょう。ネタバレは防ぎますが、店舗はそこそこ良い感じなので、最初の三十分を頑張れば面白いシーンばかりになります。

ところで映画の出演者を見ていましたが、韓国の俳優さんは全く分かりませんので、そういうものなのかな、と思いながら見ていましたが、

「TSUNAMI」

という韓国映画に出てくる俳優さんがそっくりそのまま役柄が変わって出ている感じです。まあイケメンさんの裸が拝めますので、女性にむふふなシーンはあるかもしれません。

あとこれ、コナン君とタワーリグインフェルノをまぜこぜにした感じです。

見ていて、ふと思ったのですが、日本ではこの手の映画は作るの難しくなってきているのかもしれません。

もちろん広告宣伝費と銘打って、スポンサーからの資金をガンガンに中抜きをしているというのもあるので、資金不足で良い映画ができない、という日本の構造もありますが、実際にこういう映画の日本版を今の時代時に作って公開してしまうと、

「映画と現実をごっちゃにしてしまい、消防関係者が対応に追われる」

「変なところが変なところにクレームがついてしまい、説明に追われる関係者」

「不愉快だ、不快だという話で公開した側が対応に追われる」

「現実にそういう状態があるもんだ、という話で盛り上がる情報番組」

「上記に伴う消防法の不必要な厳しい改正」

などなど、映画日本沈没でも出てきたような話が涌いてきて公開に支障が出るだろうなぁ、と感じたのです。

日本、エンタメも炎上ですかね。

周山岐