東電の旧経営陣の判決について



https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49963860Z10C19A9MM0000/

3.11から数年、ようやく判決が出ました。
東電の旧経営陣には責任がない、との強制起訴されたのにも関わらず判決が出ました。

結論から言えば、
「司法判断、おかしいよ。責任がない、ということであれば、国策民営でやればやりたい放題やって、最終的になにが起きてもそれは想定外だから、という理由が免罪符になるじゃないか」

という気持ちです。
非常に残念に感じます。実は同じように感じている人は結構多いのでは、と思うのです。
各ブログやツイッターでも玄人、素人関係なく、おかしいじゃないか、という声は高くなってきており、僕もおかしいと思うのです。

ドイツのジャーナリストのインタビューもありました。
そのときに、概要ですが以下のように語られていました。

「この判決は驚いている。リスクを伴う技術で作られ運用されていたときに、予想外であれ事故が発生して損害が出た場合には、責任者は当然、責任をとらされるものだと思っていたからだ、少なくとも日本以外ではそのように考えられている」

「今回の司法判断は、日本の司法というものに対して国際社会のイメージが悪くなるのを避けられない」

と語られていました。

また、他のジャーナリストさんでは、
「民法を始め今回の判決については報道されていないし、NHKですらトップニュースではなかった。一体日本のマスコミはなにをやっているのだろう」

まっとうな意見に聞こえるのは僕だけでしょうか。

どうもこの日本、特に最近ですが高給と都合のいいことだけ言っていて、いざ自分の身に降り掛かった責任に対しては、どうしても取りたくない、という姿勢が見受けられます。

嘆きます、嘆くでしょう。

先の大戦でなくなった方々、また日本のためにといって、歴史の中に亡くなっていった方々、こんな日本人のために国を残したのではないでしょう。

恥を知りなさい。

東電の上層部は本当に恥を知りなさい。
今回の台風で千葉を始め多くのところで電力関係のインフラが壊れ、必死で修復している最中ですが、

「隠れ停電」

なんて話もあります。現場で働いている人は本当に偉いです、頭が上がらないです。
ですが、東電上層部、霞が関、書類だけ眺めてもわからないことたくさんありますよ。
自分の足できちんと確認をし、自分の耳で痛い言葉を聞くことが、後々のため、成長のため、自分のため、社会のためにつながるのです。

会社は社会をひっくりかえした言葉で、福沢諭吉が考えたものらしいですが、諭吉を数えているようでは、その方が何を話したのかはわからないでしょう。

やや感情的で申し訳ないですが、僕は最大の避難を持って東電の旧経営陣、現在の経営陣に申し上げたい。

「同じ日本人として申し上げる、恥を知りなさい」