あそこにおわすのは、天照大御神ですよ。
夢を見ました。
連速睡眠時間15時間も寝ていたときの夢ですし、あまり絵が上手ではないのでお見苦しいかと思いますが、とても不思議な夢でしたので、自分の記録用に記事を書きます。
以下、夢の中で。
気がつくと、僕は周りが真っ白なところに立っています。
不思議なのは、上も下も真っ白で壁がなく、自分が建物の中にいるのか外にいるのわからない状態でした。
そして、周りは結構な人がいまして、自分だけ服装が異なりました。周りの人は、なんというか、白色の装束というか、和服を聞いてるのに自分だけ普通な洋服。
なんだろう
と考えていると、ガヤガヤしている人々が一定の方向に向かって歩き始めました。集団で行儀よくゆっくりと進んでいきます。まるでとても混んでいる観光地にいるようでした。
そのうち、誰かが声をかけます。といっても、声だけです。隣に見える誰かがいて声を書けてくれているのではありません。
「こんにちは。今日はどうされましたか」
「いや、なんか気がついたらここにいました」
「そうですか」
一旦声は途切れます。
そして、気がつくと、自分の目の前、とても遠くに建物が見えます。下が雲で隠れているのでどれだけ大きいのかわかりませんが、ともかく見たことがない建物です。作りもとても変わっており、
伽藍のような建物で、なんとなく天平文化を感じさせます。ただこの世の建物だと思えないのは、建物の真ん中、一番上に、とんでもなく大きな鳥居があることでした。この鳥居を中心に建物が作られているようで、だんだんそこに近づいてきました。
建物は門楼のようでした。
牌坊というか、山門というか、ともかくとてつもなく大きな建物であり、それは門でした。
門に人が入っていきます。
僕も人混みに押されるようにして入っていきました。
大きな建物だな、中に入ってもまだ出られない。
そう考えて、ふと上を見ました。
立派な木組みの天井に、真っ赤な鳥居がぶら下がっていました。その鳥居の数は何重にも及び、建物の先までずっと並んでいます。お稲荷さんの赤い鳥居みたいな感じですが、そこを通っているのではなく、吊り下げられている下を自分たちは通っているのです。天井は木組みでしたが、薄暗く、鳥居はとても巨大なものでした。
あんなに鳥居がぶら下がっていて、落ちないものなのだうか。
そんな考えがめぐります。それくらい鳥居自体がとても大きく、ぶら下がっている、という表現しかできませんでしたが、とても現実の世界には建築できないものだと思います。
すごいところだ
この世界のどこにもない、どこにも似ていない場所です。
門の建物を抜けると、人混みがなくなりました。さっとみんながいなくなり、自分はなにか雲の上のようなとこに立っています。
通り抜けたはずの門の気配もなく、目の前に広がるのは、青い空、広い空間に沸き立つ雲、雲、雲。そして足元もひたすら真っ白な雲。
目を凝らすと、目の前の広い空間の先に何か見えます。
2つの建物。
一つはとても遠くにあり、東大寺の大仏殿というか伽藍をとても低く、そして何倍も横長にしたもののように見えました。天平の香りがする建物です。
手前の建物はもっと伽藍に似ており、また門のようにも見えました。
奥の建物はとても大きいのがわかりました。それはとても遠くにあるはずなのに、それでも大きいと感じるものでしたから、実際に近くに行ってみたら、とても圧倒されるものでしょう。そして、その建物からは後光がさしていました。文字通り、光が漏れているのです。
「うわあ…、なんだろうあれは。すごい光が…」
声が聞こえてきました。
「あそこにおわすのは、あの方ですよ」
僕は聞き返しました、
「あの方?」
「神の世界で一番偉い方です」
「まさか、天照大御神…」
「はい、おそこにおわすのは、天照大御神ですよ」
度肝を抜かれたのと同じく、納得、という気持ちです。同時に、自分がいるこの距離から、その建物の距離が
神と自分の存在の隔たり
だと感じました。圧倒的に神に遠いというか、神は遠すぎるというか…。愕然としましたが、こんな人間でも遠く遠くからでも神様を拝まさせていただけるありがたさを感じました。
そのまま祈りにはいり、気がつくと目を覚ましました。
まさに夢の出来事。
こういった夢は何度か人生で見ているのですが、今回はスケールが違うのでブログの記事におこしました。