この世界は放っておくと悪い方に進んでいく。
今回は前々から考えていたことをちょっと頭の中の整理もかねて書いてみたいと思います。
マーフィーの法則というのが数十年前に流行っていました。
僕はジョセフマーフィーさんの方が有名かと思っていたのですが、どちらかというと件検束を集めたマーフィーの法則で、
「バターを塗ったトーストが、その面を下にして落ちる確率は、カーペットの値段に比例している」
といったものです。
聞いたことある、と思う人は多いと思いますが、ある意味でこれは真実かと思います。
心理学的には、人間は良いことより悪いことの方が印象や記憶に残りやすいので、確率論的には一緒だが、人間の心理的な作用によってそう感じるだけだ。
というのが一般論ではありますが、果たして本当でしょうか。
別に高いカーペットを買って、実際にトーストを…なんてことしなくても良いんですが、自分が生きてきた中で、こういうような経験はたくさんあると思います。
僕は人が持つ運命や運勢というものに大変興味を惹かれている人です。15の時に、人の運勢の不思議を経験し、見、それからずっとそういうものに携わって研究もしてきました。その中で実際に、運、というのは存在をしていると確信をしています。
そして、一つ気がついた事があります。
「この世界はひょっとして、運が悪い人しかいないんじゃないか」
ということです。
ヘミシンクを長年していると、この世界がどの位置にいるのか、というのが分かります。
まあ、このあたりはアレルギーがある人がいるので、異世界の話は置いておきますが、この世界の精神性をいうならば、
「ワースト2位」
です。
日本のヘミシンクの大家、坂本政道さんも著書の中で言っておられますが、僕もそれに同意します。
ワースト1位の世界は、あまり覗かせてもらったことはないのですが、多分アレは修羅地獄みたいなところでしょう。
昔の人はああいうの見て、六道輪廻とかにしたのでは、と思いますが…。
閑話休題。
どうして「この世界の人間は生まれ持って運が悪いのか」という形而上学的な話はわかりせんが(もしかして、原罪の話なのかな、と思いますが)、なんとなく感じる物はあります。
そして、運が悪い、という意味では、この世界のあらゆるもの、つまり命あるなしに関係なく、
「この世界の全ては自ら滅びようとしている、それが良いか悪いか関係なく、ただそれを望んでいる」
としか思えないのです。
そして、多分、ですが、
「それをできる限り食い止める役割を人間が担っている」
のではないでしょうか。
というのも、今の手元にあるものって、風化しますよね。他のどんな物もです、物の形がなくなって、物として死ぬということは免れません。
生物も然りです。
ざっくりとした感覚で書いているので、きちんと明文化できないのがもどかしいのですが、なんとなくそう感じるのです。
人間の手がきちんと加わった物は、長く生きる。
人間の手から離れた物は、急速に死ぬ。
ということもありますし、それは人工物から自然までそうではないかと思うのです。
で、前半の運とどういう関係があるのか、というと、
「そもそも人間が運が悪いのではなく、世界が運が悪い。その中に重要な役割として人間が放り込まれている。故に人間が運が悪いように見えてしまう」
ということなのです。
だから、自分が運が悪い、と思う事があれば、それは貴方がきちんと世界に貢献しているのではないか、と思うのです。
貴方がいることで、世界の形が保たれているところがある。
ということなのだと思うのです。
PS
反省、よく思考をまとめないまま書いてしまったので申し訳ございませんでした<(_ _)>