今回の衆議院議員選挙ついて






前の投稿からすでに一ヶ月、ウロウロしているとこんなに早く時間が経ってしまうのですね。
あれからいろいろありましたが、一番大きな出来事としては、全体的にみて、やはり衆議院解散だともいます。

うんざりする人も多いでしょうが、今回の解散については安倍総理が「国難突破解散」と銘打っていますから、本当に国難があるのでしょう。そして、そのことについて少し考えたいと思います。

困難って、安倍総理大臣自身が国難じゃないのか、なんて話が持ち上がっていますが、この時期に解散をするのは僕も非常に驚きを持って受け止めました。これは、
「いきなり解散かよ」
ではなくて、
「よく解散に踏み切った」
ということです。

意見はいろいろあるでしょうが、僕の考えなので正しい正しくない、とかそういうのはおいておいて頂けると助かります。
単なる一個人の感想です。

まず国難というと、経済それから戦争への足音だと感じることがあります。

経済に関しては、ピケティがした悪い予言のように感じます。
戦争は朝鮮半島有事になります。

まずはわかりやすい朝鮮半島有事です。

北朝鮮ですが、中国、ロシア、米国などの動きをわかる限りで考えると、まず戦争は起きると思います。朝鮮半島で有事が起きれば、日本は知らん顔できません。まず巻き込まれます。

その時に安定した政権でない場合、そして、国政が流動的な状態である場合、日本は今までに経験したことがない難題に直面するでしょう。

別に改憲論者ではありません、多かれ少なかれ、規模の大小はあれど、おそらく朝鮮有事はあるでしょう。
その時に、のんきに事をしている場合ではないのです。
ましてや今回の有事はその中心に「核」「一国の存亡」が関わっているのてす。下手をすれば、嫌なことを言いますが、核の使用があるかもしれません。

その時に、大きな決断をするときに経験が浅い流動的な政権が座っておられたら困るのは日本国民です。

それを見越して考えると、多分、いま解散をして、国民の信を問いておいて大正解ではないかと思います。日本は米国からたくさんの情報が得ていると思われます。米国の太平洋艦隊の動きから、トランプ政権の発言と動向、それから日本の状態から見て、有事はそんなに遠い話ではないでしょう。
もちろん、もっと判断材料があります。

経済に関しては、増税一直線でちょっと考えものですが、経済が良くなっているという割には実感が伴わないという状態にあります。

これは別の投稿で話をしたいと思いますが、僕はこのまま消費税増税は大反対です。
税金をかけるならば、企業の滞留資産に対して行うべきなのです。
日本は高度成長期からバブルを経て、そこから平成不況からデフレとジェットコースターのような様相を経験していきました。そこで、日本の企業というのは、

「不景気という恐ろしい病」

に恐怖を感じてしまっているのです。
人間で言えば、体力が一番ある時期も経験して、代えがたい健康も経験したのに、その直後、休店落下で大病を長く患いを得てしまった、というところでしょう。

さて、人間であれば、どうするか。
それを考えた時に、企業がとっている、滞留資産を増やす、という行動に出るのはわかるというものです。しかしながら、それを許し続けてしまっては、今の状態になってしまうので、そこに対してやはり政府は税金という対策を立てるべきでは、と思います。

今回の選挙は、僕からすれば、
「国難露出選挙」
でもあります。

間接民主制をとっている日本の民主主義(実態としては直接民主制に近いと思うけど)としては、代議士を選ぶという難しさが、これほどまでに、と思うのです。

民進党でしたか、蓮舫さんから始まったこの党の災難から、前原代表さんの決断、それから希望の党への合流、野党だけでも毎日お祭り騒ぎです。

はっきりいいますが、

「代議士の皆さんは、当選するためなら何をすることも厭わない」

という話です。
わかりきったことではありますが、もはやそのレベルは悪魔に魂を売っても厭わないレベルに達しているでしょう。

選挙って、確かに代議士を選ぶ大事なイベントですが、代議士の方の「顔」や「人気」で選ぶものでしたっけ、ということです。
私達は、代議士を選ぶときには、今回は、「政策」や「自分の意見を代表してくれる人」かどうかではなかったでしょうか?

この人が好き
この人が嫌い
この人人気がありそう
この人なら清廉潔白そう
この人なら聖人君子そう

そんなことよりも、大事なことありませんか、ということです。
避難されるべきは、被選挙者では、有権者の方かもしれないのです。

衆愚政治を実現証明させるためではないと思います。

今回、問われているのは私たち自身なのです。
いえ、いつも問われていたのだと思います。

誰がどの党に属しているのか、それは政党政治では大事です。
それも大事ですが、もっと大事なことがあります。

それは、

投票にちゃんと行くこと
投票するときに誰がどんな政策を掲げているのか、その上で誰に投票するのか
自分の一票が本当に大事であること

こういうことだと思います。
今の時代、国士はいなくなったのかもしれません。
しかし、国士は有権者の中から単嬢することも忘れてはいけないのです。

目の前に嵐が来ています。
私達は誰を支えれば良いか、真剣に考える時期に来ています。