映画「メッセージ」の感想
まず映画の感想ですが、ストーリーが素晴らしい。
そして音楽がびっくりするほど悪い。
ともかく、BGMが最悪です。
ともかく映像の邪魔をしすぎで、効果音なのか、BGMなのか、わからないくらいです。
ストーリーがいいだけとても残念です。カメラワークに関しては、工夫している感じがあり好感は持てますが、これと言って目立つ点はありません。
そして、見終わった後に、これはないでしょう、と思ったのは、
「日本語の題名」
最近の広告代理店のセンスには、本当に驚くものがあります。
はっきり言いますが、本気で客を馬鹿にしているか、本気で頭のネジが外れたかどっちかかも、と思います。
メッセージ?
なんでメッセージなの??
最後に
「arrival」
と表示されて納得でした。が、メッセージ、と言われると、それでは製作者の意図が反映されてないでしょ?、と言わざるを得ないでしょう。
わかりやすく、興味を引くように。
は、理解できますが、それって製作者の意向を無視してまでやることでしょうか。
売れれば良い、金にならなきゃそもそも話にならん。
わかります、だったら、もっと考えたフレーズでお願いしたいものです。
わかりやすい=簡単
なのでしょうか?
本当に最近の日本の広告代理店には驚かされます、日本人の心、いいえ、商人、人の心を持って商品を売っているのでしょうか。
巷に溢れるCMは、正気なのか、と疑うものばかりです。インパクトが強いを通り越して、まともな精神状態の人間がGOサインだしているのかと思うものばかりです。
閑話休題。
この映画の内容は、意外性に満ちています。SFですが、ハードSFのように感じます。
宇宙人が来て…と言うのは正しいですが、私たちが数多く見てきているそれとは一線を画します。
そして、大変言語学的に惹かれます。
ヘミシンクをしていると、多種の知性体に出くわします。そのため、デジタルライクな言語ではなく、ノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)を用います。そのためのレッスンがあります。
そう言ったものがないのは不思議ですが、独自の言語が出てきたのは本当に興味深かったです。
そして、意外だったのは人間愛に満ちているストーリーだったことです。そして、なにがなににたどり着いたのか。
ぜひ見てください。
決して派手なストーリーでも、目を惹くSFばかりではありませんが、きっと心に残ると思います。
色々話しは脱線しましたが、きっと心に残る話だと思います。
昔、「コンタクト」という映画がありました。
またあれと違った、でもどこか通じるものでした。