ウィル・スミスさん、壇上で平手打ち を極めて残念に思う。
ウィル・スミスは大好きです。
彼の演技も、彼の容姿も、考え方も、存在が大好きです。
でも、これはいただけないなぁ、と正直思いました。
自分はどれだけ侮辱されてもよいが、家族のことになるとそれは違う。
という話が出てきましたが、そうですね、僕も思います。ですが、それが、
「この時代に、あの立場で、人を殴ってもよい、という理由」
になるのでしょうか。
いいえ、僕はならないと思います。抗議の声を上げるのは、不快であれば誰もがしてもいいと思いますが、殴ってもいいかどうかは話が別です。
ウィル・スミスよ、あなたは僕のヒーローだったのです。
本当に素敵な映画、演技で感動したことはたくさんあります。ですが、これほどがっかりした映像を見るとことになるとは思いませんでした。
見えるものでも、見えないものでも、人を傷つけていい理由にはなりません。そして、コメディアンの人はもう論外です。この人にはなにをやらかしてくれてんだ、という気持ちしかなく、お話の対象にもなりません。
ウィル・スミスさん、本当に残念です。
僕はあなたが声を荒げてやめろというのは理解できますが、殴っていいことは全く理解できません。そこは今の時代に生きる大人として、ぐっとこらえて、あとからちゃんと抗議すべき大事な場面だったのです。ウィル・スミスさんはそれを無視して、感情の赴くまま人を平手打ちにしました。
正直に言いますと、最初は、よくやった、と思いました。
でも、心の中では、
これはなにか違うんじゃないか
という気持ちが大きく膨れ上がり、やはり人をあのように殴っていいことではないという自分の中の結論にたどり着きました。
哀しいことです。本当に哀しいことです。
ウィル・スミスはただの俳優になってしまった、僕の中からは「優れた俳優」という立場は消えてしまいました。
誰も得をしない、誰もがモヤっとする哀しいこと。
そんな事をしてほしくなかった。