核爆発の夢を見ました。
僕は数年かに一回くらいの確率で、核爆発の夢を見ます。どうしてそんな夢を定期的に見るのか、それはまた後の考察に譲るとして、夢の内容が凄まじかったので、メモ書きとして記録しておこうかな、と思いました。
ただ、夢なので支離滅裂な部分も多数在りますので、
「シナリオとして成り立っていない💢」
とお叱りを受けるかもしれませんw。
あくまで夢、ということでお願いいたします。
//*-------------------ここから夢の話-----------------------
ある大学の昼休み、その大学はそれほど大きくない地方都市の程ほどのレベルの大学だったが、そこに僕は通っていた。
「午後の講義までにはかなり時間あるから、ネットカフェでランチするか」
と決めながら、自転車に乗って近くのネットカフェのランチに向かった。街は小綺麗で昼休みの時間なのか人は多く、みな思い思いにランチの場所を決めているようだった。
ネットカフェに到着し、階段を上って二階にある受付に行く。行列が出来ていた。仕方が無いが時間はあるので並ぶことにして、自分の番を待っていた。
「こんにちは、今日もご利用頂きありがとうございます。お客様は綺麗に使って頂けるので助かっています」
と受付のスタッフから挨拶を受け、支払と手続きをする。ネットカフェ独特の薄暗さもあいまって、ちょっと不気味な印象を受けるが、だが、皆が気持ちよく使えている良い施設だ。
少しの静かさがあった
皆のスマホから余り聞いたことがない不気味な音が一斉に鳴り響いた。
「え、なにこれ」
「なんだこれ」
と皆がスマホを取り出して画面を見た。自分も鞄から出してみようかと思ったが、鞄の奥にスマホが入り込んでしまい、さっ、と見つからない。
「え、核弾頭がここに…」
と言う声が聞こえ、皆の視線がスマホから大きな窓に向かう。窓の外にはいくつかの高層ビルやビル群があった。
空に一筋の飛行機雲のような線があった。
瞬間、
音もなく、閃光があたりを照らした。その時に、思ったのだ。
"閃光を浴びたら火傷をするはずだ"
視線をそらし、瞬間的に受付カウンターの影に身を隠した。だが、閃光を浴びたのか、背中の半分がカッと熱くなり、軽い痛みも走った。
「本当に核爆発なのか…?!」
と屈めた身をほどくと、カウンターの影から恐る恐る窓を見た。閃光は走り終わっており、その景色は、
ビルの間に煙りと炎の柱が立っていた、灰色の濃い煙の柱の中心はオレンジ色の火柱が立っており、未だもうもうと凄い勢いで登っていた。柱の先端は見えず雲が広がって、綺麗なキノコの傘が開いているような形になっていた。
恐ろしい光景だった。
その時に誰かが叫んだ、
「爆風がくるぞー、みんな逃げろ」
その声がしたかしないか、その瞬間、ドーンと低い音、ガシャーンとガラスが割れる音、何か甲高い音、そして人間の悲鳴。
大きな揺れも建物を襲った。再びカウンターの影に隠れようとしても、間に合わず、自分のみが突き飛ばされたように転がるのが分かった。建物とて無事ではないだろう、これだけ揺れれば嫌でも分かる。
静かな間がしばらくあった。
自分が気絶していたのか、眠っていたのかわからないが、目を覚ますと建物の二階の受付にいたはずなのに、瓦礫をかぶって地面に寝ていた。自分が火傷とケガを負っているのがわかるが、さほど痛くもなくちゃんと動けるのがわかった。
なんとか力を振り絞って、瓦礫をどけると、景色は全部色を失っていた。
灰色の世界。
空も地面も瓦礫も灰色、よくて黒いだけだった。そんな中、立ち上がって、少し考えた。
"確か、この後に黒い雨が降るはず。ダメだ…放射線をたくさん含んだ黒い雨を浴びるわけにはいかない、どこかに移動しなければ!"
考えが、頭だけがさえてしまって体が重い。だが、そんな中でも体を引きずるようにして歩き始めた。うめき声がどこかから聞こえる?、いやもう分からない、建物もほとんど崩れてしまって辺り一面瓦礫の山のように見える。目はかすんでいて、あまりよく見えないが、悲惨な状態になっているのだけは理解出来る。
どうしよう、どれくらい気絶していたんだろう。昼のはずなのに、薄暗いしともかく早くここから移動しなければ…。どこに行こうか…、行くべきなのか…。
そんなこと考えても分かるはずがないことを延々と考えながら歩く、歩きながら、自分の火傷やケガはそんなに酷いものではないのがわかった。爆心地から考えれば、奇跡的な状態なのか…そうだ、自衛隊がどこかにいるはずだ、このあたりで広い場所といえばどこだろう。
河川敷か。
方向感覚も怪しいが、なんとかこちら側と分かる気がする、その方向には河川敷があってグラウンドもあり大きな開けている場所がある。そこに行けば、なんとかなるかもしれない、最悪、水もあるし。
半分意識がないようなもうろうとした状態で、なんとか堤防にたどり着いた。建物のほとんどは悲惨な瓦礫とかしていたが、堤防は無事だったようだ。堤防を上りきると、下にオリーブグリーンの何かが見える、迷彩柄の服をきている人も確認出来た。
「やった、なんとか助かる」
そこからあまり記憶がないが、気がつくと、簡易テントの下で寝かされていた。手当はされているのか、包帯が頭と腕に巻かれているのがわかった。既に日は沈んでいて真っ暗に近い状態になっている。周りには人の気配はするが、自分にかまっている暇はないようなのか、誰もいない。遠くに罵声が聞こえたり、なにか治安が悪いような怪しい雰囲気が漂っている。
こんな状態だから、実際にきちんと自衛隊も機能していないのかもしれない、体は動くからとりあえずここから離れた方がいいかもしれない、実家までなんとか帰るしかない。
体を起こし、周囲を歩いてみることにした。なにやら悲鳴やら、怒声が聞こえる。とても一人で歩けるような雰囲気ではない。
(※ここでの修羅場が凄かったのですが、性的なこともあり、タイムラインを一部省略させていただきます。とても書けない悲惨な状況になっていました。自衛隊は少人数だったのか、治安は完全に崩壊しており、夢の世界のことなので短時間で有り得ない状況になっていたようです。)
翌朝、日が昇って間もない時間にヘリに乗って輸送されていた。扉がない大型のヘリに乗せられており、実家近くまで運んでくれるらしい。
眼下に広がる光景は凄まじいものがあり、爆心地から遠く離れているはずなのに、建物被害があったりとかしていた。心配していた黒い雨には降られることはなかったようだ。雲が流れた方角が異なっていたのか、自分の身だけでなんだが、少しほっとした。
ヘリが着陸したところは、本当に実家の近くのまた河川敷だった。
礼を言い、ヘリから降りる。急いで堤防を上り実家に急いだ。そして、少し時間はかかったが、ちゃんとたどり着いたのだった。
夜になって両親が煌々と電気をつけていたので、こんな状況の時には電気は消して息を潜めていた方がよい、とか、自分が思っていた以上に被爆と火傷をしていて、痛みに苦しむ、といったシチュエーションはありましたが、そこで夢は終わり。
*//-----------------夢終わり--------------------
と実際にはまだ書いていない部分もありますが、そこはあまり書きたくないので省略をさせていただきました。
夢の世界とは言え、五感は完全にあるので本当に痛かったし怖かったです。平和は大事。核怖いです。