シリウスと巨大物体 〜ヘミシンクで大冒険、のはずが〜
In Deepという素晴らしいブログにも紹介されていましたが、Skymapでシリウスを調べると、とんでもないことが普通に掲載されています。
In Deepの記事へのリンク
http://oka-jp.seesaa.net/article/308288266.html
まずは百聞は一見にしかず。
この画像を見ていただきましょう。
In Deepさんに紹介されている通りに、Skymapというサイト(Googleなのか、もしくは提携しているのか)、いろいろな星が観測された状態で掲載されている大変素晴らしいサイトの一つです。
そこで、シリウスを検索して、シリウス周辺をみると、上記のような画像が見ることができます。
一番明るく輝く星がシリウスです。
これはいいとして、問題は、そのシリウス星の右上の方です。
なにかあります。
さらに右の方に行くと、同じようなものが、開店した、または方向が違う状態であるようです。はっきりと分かる状態なのは、この二つで、もっと探すと、いろいろなところにあるとin Deepには記載されているようです。
さて、この変な物体。
ずっと気になっていました。
いけものならば、行ってみたい。
行ってみて確認してみたい。
もし時代が時代ならばきっと行って確認していたことでしょう。
ということで、実際に行ってみました。
フォーカスレベルが異なりますが、ヘミシンクという手がありました。
ただ、物理的な移動ではないのでそれが残念です。
でも、いけないよりはマシ、と思っていたのですが、これが一ヶ月かけてもいけない。ヘミシンクの場合、体調からいろいろな理由からうまくいかないことがありまして、どうしてもこのシリウスの物体に行けない、近づけない、というならばわかるのですが、そうではなくて、ヘミシンク的にできない。
仕方がないので、ガイドにコンタクト。
この時、ガイドとはあまりいい関係ではなくて、やはり最初は断れていました。
やっとガイドから引き出せたのは、
「シリウスは特別な場所で、迂闊に近づくことを許可できない」
というものでした。
昔からシリウスについてはスピな世界では有名な話ですが、ここでも?、と思いながらいろいろとガイドとコンタクトを取り、お願いをするようになりました。
僕のガイド、というか、守護霊団はなかなかに折れず、仕方がないのでとりあえずしつこくヘミシンクを使ってできないものか、と一ヶ月。
たまに他のガイドが手伝ってくれるものの、強制的に落とされたりして、中途半端な状態になってしまい、シリウスまでは辿り着くことができないことが常でした。
そして、やっと許可が出たのは、昨晩のこと。
その内容があまりに衝撃的なもので、冒険どころか、これはとても危険なものということがわかりました。
さて、使ったのは、いつものように、これ。
コズミックトラベラーです。
さっそく聞いてみると、素直に入れたので、いい感じでアクセスできるな、と思っていました。
「こんにちは。君が随分としつこく行きたいと言ってきたMOTENだね」
ガイドから話かけてきました。
視界がすでに宇宙になっていて、景色はぼやっとしていますが、木星あたり。
「はい、こんにちは。あれ、初めましてですね?」
僕が返事をすると、そうだ、今回は自分がシリウスに詳しいのでガイドに選定された。
「あれ、今回はスターゲートは使わないのですか?」
と問うと、
「君たち人間というのは、物質的な移動を経験しているから、そのようでないと不安みたいだけど。そうだね、ゲートを使おうか。本当はゲートなしで移動する方法もあるんだけど、君たちにはいきなり違う場所に転送されると混乱するようだから、『移動している最中の景色があって、実感が伴う』方法がいいようだ。うーん、ただ、太陽系のゲートは移動するからな。今は木星のあたりにあるのだけど、少し難しい位置にある。ちょっと待ってくれ、用意ができたら放り込むから、そのつもりで」
外に見える景色は木星のあのオレンジの雲。
あまりに巨大で視界に星全体が入ってこない。木星の表面というのは、地球から観測しているとゆっくりと雲が動いているように見えるのだが、その実、細かい(といってもスケールが違うのだけど)雲は実は激しく動いているようで、とても綺麗。
ただ、空が青色ではなくて、オレンジ、というか、肌色であるのがちょっと不気味に見える。
「ゲートは現在木星の中にあるようだから、ゲート内にジャンプする」
と言われると、視界が暗転。
そして一先に緑色の光の渦になった。
このぐるぐる回っている感覚がとても不思議で渦巻きの中にいるというか、洗濯機の中にいるというか、自分の体が吸い込まれていく感覚がある。
緑の光の渦はとても長く続いたように思える。
時々、曲がりくねった感覚があるのだけど、本当にジェットコースターのような感覚もあり、今自分がどこにいるのか全くわからない状態になる。
いきなり放り出されたのは漆黒の空間。
だが、遠くにとても光っている星がある。
「到着した。シリウス星の領域だ」
やっとここまで来れた、と思った。
「ありがとうございます。すいません、名前を伺っていませんでした」
「名前…?、名前などどうでもいいんだが、私たちは特に」
「いえ、もしあれば教えてください」
「イプシロンでいい。君たちの星の等級だかそのあたりに使われてる用語で馴染みがあるだろう」
だが、伝わってくる視覚的イメージのものは、「θ」の上に毛がちょろっと生えているような文字。確かにこのガイドは地球の方ではないのだから仕方ないけど、ま、いいか、と思いながら話を続ける。
「随分と遠い位置にいるのですね。それにしてもシリウスは明るい、とても明るいですね」
「白色矮星というのか(実はこの時まで白色矮星と知らずに、これを書くために調べて合致しているので驚いている)。かなり強いエネルギーを放出しているので、危険ではないところがここまでなのだ。これ以上は、調整しながら近づかないと危険だ」
「そうなんですね、もしかしたらシリウス自体はもうなくなっているのかと思っていました」
「少なくとも、こちらのフォーカスでは存在はしている。だから目の前に見えている。さて、君が知りたいあの物体だが、あまり近づくのはおすすめしない。危険な代物だからだ」
「もしかして、あれはオリオン大戦に関係ありますか?」
(シリウスの位置はオリオン座に近い)
「全く関係ないわけではないが、強く関係しているわけではない」
景色がゆっくりと移動していく、自分たちが移動しているのがわかるのだが、なにかフィールドがあるのか、シリウスの明るさは変わらずに、むしろ光度調整されているかのようで、目が疲れない。
「シリウス周辺には、高い文明があったのだが、その名残とも言える。オリオン大戦のように戦争によって滅びた文明ではない。自分たちで滅びた文明だった。シリウス星を中心とした一大文明圏があったのだが、彼らは進化して滅びた」
その頃の様子が視界に流れてくるが、もうなんというか、オリオン大戦の時の状態とは違い、戦争ではなく、どこかに移動する感じだった。
結局、文明を極め、この世界で行き着くところまで行き着き、進化するところまで進化した時に、その文明圏全体が、違う宇宙に移動しようとしている風景だった。それも私たちが知る「宇宙船での移動」ではなくて、なんというか、ちょっと違う感じ、あえて言うならば、生身のまま、自分たちを変えて移行していくような感じで、とても神秘的な光景だった。
「あれは、その文化が生み出した、なんというか、コロニーというか、生命体というか、新しい生命体みたいなものだ。知的レベルは高いし、活動的だが、かなり危険なものだ、のべつまくなしで、興味を抱くから」
もう全く意味がわからない。
ただ、危険だというのはわかったが、どうなにが危険なのだろうか。
「到着だ」
移動している視界が停止すると、いきなり巨大な構造物がある。
なんというか、ガンダムとかで見そうなコロニーのようでもあるし、なにより特徴的ななのは、板みたいなものが本体からたくさん出ているが、一つ一つが巨大すぎて、うまく説明できない。
色は黒色、なのだが、ところどころ、窓が見えることから、やはり何かの居住を目的としたものだと思われる。ただし、人気はない。
こっちはシリウスに近い物だったが、シリウスがあまりに強力なエネルギーを放出するので、ガイド曰く、こちら側にした、と言われた。
言ってみれば、昆虫のようでもあるけど、もっと人工的。
視界には、触手のような板が見えるけど、一つ一つが巨大すぎて、表現が見つからないほどのもの。板といっても軽く巨大なビルくらいの構造物で、それがニョキニョキ生えている。
見たことがないものを表現するのは至難の技ですが、ともかく、宇宙空間に、折れ曲がった巨大なビルみたいな構造物が、無造作にあちこちに伸びているような状態。
そして、不思議なのは、そのビルの間に、網のようなものがあること。
まるで、水かきのような感じで構造物にあって、それが光を放っている。
「あまり長居しないほうがいいかもしれない、これはまだ目が覚めている」
とガイドにいわれ、なにがなんやら。
構造物の間をビュンビュンすり抜けていくが、あまりに大きすぎてちっとも抜けられない。本当に巨大な構造物で、おそらく地球なんかの大きさ以上に、もっと大きなものだと思う。こんなの遭遇したらとても対処なんかできない。
これが危険だ、という意味なのだろうか。
(掴まえた…)
ガイドの「しまった」という声が聞こえたが、遠のいていった。
構造物はいつの間にか、黒色、ところどころから青い光というものだったが、赤い光の点滅があちこちに見える。
なぜか移動している状態もいつの間にか、止まっている。
(ここに久しぶりに来たもの、生命体。お前たちは何者だ)
あきらかにガイドとは違う。
多分だが、この構造物、…なのだろうか。
(お前は、不思議なものだ。本体であるようで本体でないようで、どこの星の出身なのか)
これはどうしたものか、と思い、しばらく黙っていようとしたが、胸のあたりが熱くなる。初めての経験で驚いた。
視界は真っ白なのか、真っ黒なのか全くわからない状態になっている。
「うわ、嘘だろ、なんだこれ」
しまった、危険だという意味はこれか、ここらあたりが危険だったりするんじゃない、こいつらが危険なんだ!!、
と思ったが、完全に後の祭り。
胸がすごく熱くなって、なにか薄っぺらい板みたいなものが縦向きに差し込まれているのがわかる。こんな無理やりなやり方があるのか、とびっくりしているが、ともかく熱くてなにをされているのか…、すぐわかった。
頭の中に地球のイメージが浮かぶ。
「待て待て、待ってくれ。こんなふうに君たちは情報を抜き取ろうとしているのか」
(知性体だな、知能があるタイプだな。変な方法でここに来ている)
なんというか、苦しい中、わかるのは無邪気さ。
自分たちの興味のあることに貪欲な、子供のような感覚。
(ここから近くないところ、…小さな恒星に属してるところ。ああ、ここは知っている。知っているぞ。昔(という声?とともに、火星のイメージが浮かぶ)ここにすごい文明があったんだが、そこの星系だ。行ったことはないが、手を伸ばしたことがある)
マジかよ。
と思いながらも、なんとか胸に刺さっているものを抜こうとした。
確かに板のような、固いような柔らかいような、不思議なものが刺さっている。自分の体の刺さっているところは熱があって、なにか探られているような感覚が絶えない。
(お前はここにはいないが、いる。不思議な方法でここに来ている。すごく興味がある)
冗談じゃない、と思いながら、現実の世界でようやく耳に手を当てられる。危険だとわかっているけど、すでに危険な状態なのだから、仕方がない。
ヘッドホンを耳から外す。
しばらくは、動悸や息切れがしていた。
胸は痛み、熱さを感じる。
危険を脱したのだろうか。
しばらくして落ち着き、眠りに落ちた。
と、これは文章にしていると、なんだかSFの小説みたいになっていますが、実際に経験しているものとすれば、それは広大なで絶景を目にしていますし、なにより、あれが知性をもってコンタクトしてくるとは思いもしなかったので、今でも驚いています。
ともかく、現実の世界であの場所に行けるようになるまでは、まだまだ百数年はかかるだろうけど、不用意に近づかないことを祈っています。
ヘミシンクができる人は、あの物体に近づく時は、十分な注意をもって近づいてください。
In Deepの記事へのリンク
http://oka-jp.seesaa.net/article/308288266.html
まずは百聞は一見にしかず。
この画像を見ていただきましょう。
そこで、シリウスを検索して、シリウス周辺をみると、上記のような画像が見ることができます。
一番明るく輝く星がシリウスです。
これはいいとして、問題は、そのシリウス星の右上の方です。
なにかあります。
さらに右の方に行くと、同じようなものが、開店した、または方向が違う状態であるようです。はっきりと分かる状態なのは、この二つで、もっと探すと、いろいろなところにあるとin Deepには記載されているようです。
さて、この変な物体。
ずっと気になっていました。
いけものならば、行ってみたい。
行ってみて確認してみたい。
もし時代が時代ならばきっと行って確認していたことでしょう。
ということで、実際に行ってみました。
フォーカスレベルが異なりますが、ヘミシンクという手がありました。
ただ、物理的な移動ではないのでそれが残念です。
でも、いけないよりはマシ、と思っていたのですが、これが一ヶ月かけてもいけない。ヘミシンクの場合、体調からいろいろな理由からうまくいかないことがありまして、どうしてもこのシリウスの物体に行けない、近づけない、というならばわかるのですが、そうではなくて、ヘミシンク的にできない。
仕方がないので、ガイドにコンタクト。
この時、ガイドとはあまりいい関係ではなくて、やはり最初は断れていました。
やっとガイドから引き出せたのは、
「シリウスは特別な場所で、迂闊に近づくことを許可できない」
というものでした。
昔からシリウスについてはスピな世界では有名な話ですが、ここでも?、と思いながらいろいろとガイドとコンタクトを取り、お願いをするようになりました。
僕のガイド、というか、守護霊団はなかなかに折れず、仕方がないのでとりあえずしつこくヘミシンクを使ってできないものか、と一ヶ月。
たまに他のガイドが手伝ってくれるものの、強制的に落とされたりして、中途半端な状態になってしまい、シリウスまでは辿り着くことができないことが常でした。
そして、やっと許可が出たのは、昨晩のこと。
その内容があまりに衝撃的なもので、冒険どころか、これはとても危険なものということがわかりました。
さて、使ったのは、いつものように、これ。
コズミックトラベラーです。
さっそく聞いてみると、素直に入れたので、いい感じでアクセスできるな、と思っていました。
「こんにちは。君が随分としつこく行きたいと言ってきたMOTENだね」
ガイドから話かけてきました。
視界がすでに宇宙になっていて、景色はぼやっとしていますが、木星あたり。
「はい、こんにちは。あれ、初めましてですね?」
僕が返事をすると、そうだ、今回は自分がシリウスに詳しいのでガイドに選定された。
「あれ、今回はスターゲートは使わないのですか?」
と問うと、
「君たち人間というのは、物質的な移動を経験しているから、そのようでないと不安みたいだけど。そうだね、ゲートを使おうか。本当はゲートなしで移動する方法もあるんだけど、君たちにはいきなり違う場所に転送されると混乱するようだから、『移動している最中の景色があって、実感が伴う』方法がいいようだ。うーん、ただ、太陽系のゲートは移動するからな。今は木星のあたりにあるのだけど、少し難しい位置にある。ちょっと待ってくれ、用意ができたら放り込むから、そのつもりで」
外に見える景色は木星のあのオレンジの雲。
あまりに巨大で視界に星全体が入ってこない。木星の表面というのは、地球から観測しているとゆっくりと雲が動いているように見えるのだが、その実、細かい(といってもスケールが違うのだけど)雲は実は激しく動いているようで、とても綺麗。
ただ、空が青色ではなくて、オレンジ、というか、肌色であるのがちょっと不気味に見える。
「ゲートは現在木星の中にあるようだから、ゲート内にジャンプする」
と言われると、視界が暗転。
そして一先に緑色の光の渦になった。
このぐるぐる回っている感覚がとても不思議で渦巻きの中にいるというか、洗濯機の中にいるというか、自分の体が吸い込まれていく感覚がある。
緑の光の渦はとても長く続いたように思える。
時々、曲がりくねった感覚があるのだけど、本当にジェットコースターのような感覚もあり、今自分がどこにいるのか全くわからない状態になる。
いきなり放り出されたのは漆黒の空間。
だが、遠くにとても光っている星がある。
「到着した。シリウス星の領域だ」
やっとここまで来れた、と思った。
「ありがとうございます。すいません、名前を伺っていませんでした」
「名前…?、名前などどうでもいいんだが、私たちは特に」
「いえ、もしあれば教えてください」
「イプシロンでいい。君たちの星の等級だかそのあたりに使われてる用語で馴染みがあるだろう」
だが、伝わってくる視覚的イメージのものは、「θ」の上に毛がちょろっと生えているような文字。確かにこのガイドは地球の方ではないのだから仕方ないけど、ま、いいか、と思いながら話を続ける。
「随分と遠い位置にいるのですね。それにしてもシリウスは明るい、とても明るいですね」
「白色矮星というのか(実はこの時まで白色矮星と知らずに、これを書くために調べて合致しているので驚いている)。かなり強いエネルギーを放出しているので、危険ではないところがここまでなのだ。これ以上は、調整しながら近づかないと危険だ」
「そうなんですね、もしかしたらシリウス自体はもうなくなっているのかと思っていました」
「少なくとも、こちらのフォーカスでは存在はしている。だから目の前に見えている。さて、君が知りたいあの物体だが、あまり近づくのはおすすめしない。危険な代物だからだ」
「もしかして、あれはオリオン大戦に関係ありますか?」
(シリウスの位置はオリオン座に近い)
「全く関係ないわけではないが、強く関係しているわけではない」
景色がゆっくりと移動していく、自分たちが移動しているのがわかるのだが、なにかフィールドがあるのか、シリウスの明るさは変わらずに、むしろ光度調整されているかのようで、目が疲れない。
「シリウス周辺には、高い文明があったのだが、その名残とも言える。オリオン大戦のように戦争によって滅びた文明ではない。自分たちで滅びた文明だった。シリウス星を中心とした一大文明圏があったのだが、彼らは進化して滅びた」
その頃の様子が視界に流れてくるが、もうなんというか、オリオン大戦の時の状態とは違い、戦争ではなく、どこかに移動する感じだった。
結局、文明を極め、この世界で行き着くところまで行き着き、進化するところまで進化した時に、その文明圏全体が、違う宇宙に移動しようとしている風景だった。それも私たちが知る「宇宙船での移動」ではなくて、なんというか、ちょっと違う感じ、あえて言うならば、生身のまま、自分たちを変えて移行していくような感じで、とても神秘的な光景だった。
「あれは、その文化が生み出した、なんというか、コロニーというか、生命体というか、新しい生命体みたいなものだ。知的レベルは高いし、活動的だが、かなり危険なものだ、のべつまくなしで、興味を抱くから」
もう全く意味がわからない。
ただ、危険だというのはわかったが、どうなにが危険なのだろうか。
「到着だ」
移動している視界が停止すると、いきなり巨大な構造物がある。
なんというか、ガンダムとかで見そうなコロニーのようでもあるし、なにより特徴的ななのは、板みたいなものが本体からたくさん出ているが、一つ一つが巨大すぎて、うまく説明できない。
色は黒色、なのだが、ところどころ、窓が見えることから、やはり何かの居住を目的としたものだと思われる。ただし、人気はない。
こっちはシリウスに近い物だったが、シリウスがあまりに強力なエネルギーを放出するので、ガイド曰く、こちら側にした、と言われた。
言ってみれば、昆虫のようでもあるけど、もっと人工的。
視界には、触手のような板が見えるけど、一つ一つが巨大すぎて、表現が見つからないほどのもの。板といっても軽く巨大なビルくらいの構造物で、それがニョキニョキ生えている。
見たことがないものを表現するのは至難の技ですが、ともかく、宇宙空間に、折れ曲がった巨大なビルみたいな構造物が、無造作にあちこちに伸びているような状態。
そして、不思議なのは、そのビルの間に、網のようなものがあること。
まるで、水かきのような感じで構造物にあって、それが光を放っている。
「あまり長居しないほうがいいかもしれない、これはまだ目が覚めている」
とガイドにいわれ、なにがなんやら。
構造物の間をビュンビュンすり抜けていくが、あまりに大きすぎてちっとも抜けられない。本当に巨大な構造物で、おそらく地球なんかの大きさ以上に、もっと大きなものだと思う。こんなの遭遇したらとても対処なんかできない。
これが危険だ、という意味なのだろうか。
(掴まえた…)
ガイドの「しまった」という声が聞こえたが、遠のいていった。
構造物はいつの間にか、黒色、ところどころから青い光というものだったが、赤い光の点滅があちこちに見える。
なぜか移動している状態もいつの間にか、止まっている。
(ここに久しぶりに来たもの、生命体。お前たちは何者だ)
あきらかにガイドとは違う。
多分だが、この構造物、…なのだろうか。
(お前は、不思議なものだ。本体であるようで本体でないようで、どこの星の出身なのか)
これはどうしたものか、と思い、しばらく黙っていようとしたが、胸のあたりが熱くなる。初めての経験で驚いた。
視界は真っ白なのか、真っ黒なのか全くわからない状態になっている。
「うわ、嘘だろ、なんだこれ」
しまった、危険だという意味はこれか、ここらあたりが危険だったりするんじゃない、こいつらが危険なんだ!!、
と思ったが、完全に後の祭り。
胸がすごく熱くなって、なにか薄っぺらい板みたいなものが縦向きに差し込まれているのがわかる。こんな無理やりなやり方があるのか、とびっくりしているが、ともかく熱くてなにをされているのか…、すぐわかった。
頭の中に地球のイメージが浮かぶ。
「待て待て、待ってくれ。こんなふうに君たちは情報を抜き取ろうとしているのか」
(知性体だな、知能があるタイプだな。変な方法でここに来ている)
なんというか、苦しい中、わかるのは無邪気さ。
自分たちの興味のあることに貪欲な、子供のような感覚。
(ここから近くないところ、…小さな恒星に属してるところ。ああ、ここは知っている。知っているぞ。昔(という声?とともに、火星のイメージが浮かぶ)ここにすごい文明があったんだが、そこの星系だ。行ったことはないが、手を伸ばしたことがある)
マジかよ。
と思いながらも、なんとか胸に刺さっているものを抜こうとした。
確かに板のような、固いような柔らかいような、不思議なものが刺さっている。自分の体の刺さっているところは熱があって、なにか探られているような感覚が絶えない。
(お前はここにはいないが、いる。不思議な方法でここに来ている。すごく興味がある)
冗談じゃない、と思いながら、現実の世界でようやく耳に手を当てられる。危険だとわかっているけど、すでに危険な状態なのだから、仕方がない。
ヘッドホンを耳から外す。
しばらくは、動悸や息切れがしていた。
胸は痛み、熱さを感じる。
危険を脱したのだろうか。
しばらくして落ち着き、眠りに落ちた。
と、これは文章にしていると、なんだかSFの小説みたいになっていますが、実際に経験しているものとすれば、それは広大なで絶景を目にしていますし、なにより、あれが知性をもってコンタクトしてくるとは思いもしなかったので、今でも驚いています。
ともかく、現実の世界であの場所に行けるようになるまでは、まだまだ百数年はかかるだろうけど、不用意に近づかないことを祈っています。
ヘミシンクができる人は、あの物体に近づく時は、十分な注意をもって近づいてください。