初めに言葉ありき。

言の葉というワードがある。
この人の発する会話のはしはしをコトノハと表現した日本人はすごいと思う。
だが、残念なことに事の言葉の意味するところの本質を理解している者はとても少ない。
というのも、よく考えみてほしい。
言の葉というのであれば、発する言葉は葉っぱだ。葉っぱは何にくっついているかというと、これは木である。この木が何を意味しているのか、というと、心である。いや、正確にいうなれば、心の奥底に繋がっている宇宙、というものだろうか。
みんなは気がついていないが、人の心の深いところまで掘り下げていくと、やがて宇宙に出る。
これは物理的な意味の宇宙でもあるのだが、もっと高く純粋な次元の宇宙である。
ユングも表層意識は氷山のほんの一角であり、人の心の大半は広大な深層心理であると言っているし、ジョセフ・マーフィーもどうような事を言っている。
我々が感じるインスピレーションやアイデアというのも、そもそもこの部分から来ているのである。
だから、人は死ぬとそのまま消滅するのではなく、宇宙に吸収されていくのである。
これは、ヘミシンクでも同様の結論に達している。
話は逸脱したが、我々は宇宙の末端に位置し、我々が生み出すもの、つまり、言葉というのは宇宙そのものである。
残念なことに、このことを理解している人はとても少ない。
だが、身近に、言葉が生えている大樹というのは宇宙そのものであると感じることはたやすい。
人から言われた言葉に喜怒哀楽を覚えるだろう。
これは、相手の言葉に自分が感応したということである。
逆に自分が発した言葉に喜怒哀楽を相手が示したこともあるはずだ、つまり自分の言葉に相手が感応したということでもある。
このことからわかるように、我々はたったひとつの宇宙に繋がっているというのがよく理解出来るはずだ。
つまり、自分の宇宙をどうするか、という支配権は末端である我々に任されている。

暗黒が渦巻く、まるでスターウォーズのダークシスが支配する宇宙にしていも良いし、
光明あふれる、まるで天国のような宇宙にもできる。
正義漢が支配する、ジェダイ的な宇宙にするのもいいだろう。
自分の発する言葉で、それがわかる。
否定的な言葉を使っている人は、暗黒世界にどっぷり漬かっているし、
人を明るくさせる言葉を使う人は、おおよそ、明るい宇宙に座している。

神はこの世界を作るとき、「光りあれ」と言った。
古今東西、言葉というのはとても大事なものだと、人は直感的に理解しているのである。

しかし、言葉の音というのも大事だが、その幹である大樹がモノをいうのである。
言葉だけ並べても説得力がない、というのも、この部分である。

自分の宇宙と繋がっていない言葉は、空虚で意味をなしていないのだ。

だから、このブログを読んでいる人に伝えたい。

人を非難したり、騙したりすることは、よくよく注意することだ。

これは自分自身にも当てはまる。

嘘をつくということは、自分自身を欺くことにもなる。
人を非難したり、騙したりすることは間違いなく自分に帰結してくる。

言葉に根幹はたったひとつの宇宙に繋がっているからだ。
そこから派生している我々は、兄弟姉妹であり、分身でもあるからだ。

逆にいい言葉を使うと、それが回りまわってくる。
人を勇気づけ、励まし、奮い立たせる言葉はやがて自分に帰ってくる。

このことを分かっていない大人が今ではとても多い。
だから、不幸な人が溢れている。

かまってほしい、幸せになりたい、と願いながら、人を非難したり、傷つけたりする言葉を発している。

だから、自分の言葉によく注意してみよう。
ダークサイドにどっぷり漬かっている人間というのは、自分がとれほど否定的な言葉を使っているか気がつかないものだ。

では、どうしても言いたくなったりしたら、どうしたらいいのだろう。
簡単だ。
黙ってしまうことだ。
沈黙を守り、呼吸を落ち着けることで、やがて怒りは通りすぎていく。
感情はあくまで、自分の身を守る指標であり、人に向けるものではない、というのを知ろう。

貴方の発する言葉は、貴方自身であり、貴方に帰ってくるものである。


そして、最近思うのだ。
それはツイッターみたいなオンラインでも同様だと。