仕事初めでした。正月特番、見ていて思うこと。



皆様、お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。
僕は今日から仕事初め、メンタルはそんなに良い状態と言えないけれど、それでも仕事があるだけありがたいと思って勤しもうと思います。

正月はどこのテレビ局も特番を組んでいまして、中で番宣をしている状態が普通かなって思います。まあ、この形式は少し前まではどうかなぁ、と思っていましたが、なれてしまうと、どうにか視聴率を取りたい気持ちの現われだなと思い、あまりテレビを見ない自分からしたら、そんなものか程度になってしまっています。

僕の好きなコミックに、「病室で念仏を唱えないでください」 があったのですが、初期の頃と比べて、あまり精力的に単行本も出さないな、と心配をしていたら、ドラマがやるんですね。
テレビを普段あまり見ない人からすると、寝耳に水でびっくりしました。
なるほど、協力もしていれば単行本も止まるわけです。

なにが言いたいかというと、

「テレビ局、節操なしに青田刈りして金に変えすぎて、本当に大事なものを育てる前に消費するなよ、何考えているの」

です。
前からこういう傾向はありましたけど、
「面白そう、売れそう、金になりそう」
と思ったら、節操なしのべつ幕なしに金に変換しようとするのはやめてくれ、って思います。

コミックなどは芸術作品であり、時には長い年月をかけて育てる必要がありますが、どうも今の日本は育てる前にまずは金に変えてしまおう、と消費に入るのが僕はだめじゃないかなって思います。

つまりは、金の卵を生むガチョウの腹を割くことをあまりにし過ぎなのです。
 この表現がわからない人は、金の卵を生むガチョウの話を調べてくださいね。

 人も物も過剰に消費している今の日本に、文化などありません。
隣の国を笑っている場合ですか、足元が今は本当にやばいことになっていると思います。

育てることは時間もかかりますし、手間もかかります。
もしかしたらだめになるかもしれないかもしれない。
でも、今の日本にはちゃんと誇りに思えるのは文化しかないかもしれない、と思うのです。
今の日本が観光で成り立っているのも、技術もあるのも、みんな、今の人ではなくて、前の人達、先達のおかげであります。
今の日本人が、未来の日本人に残してあげられるのは、高い税率、疲弊した国土、腐敗した官僚優位社会、 機能しない政治、民間の感覚とはかけ離れた司法、消費しつくされ真似しているのかされているのかわかない文化程度です。

今、ちゃんとしないと。

未来の日本人に謗られても何も言い返すことはできないと思います。